高等教育機構(YÖK)は係数(得点調整)の廃止を決定した。学生選抜試験(ÖSS)において来年からすべての受験生に対し均等係数が適用される。
高等教育機構は係数の適用を廃止すると決定した。学生選抜試験において来年から実施される新しいシステムでは、すべての受験生に対して同じ係数が適用される。教員養成系高校および職業高校の卒業生についてはそれぞれの専門分野のプログラム(学部)を選ぶ場合、係数が追加して与えられる。
2010年から実施される2段階大学入試のシステムについて、高等教育機構は「プレースメント(振り分け)のための点数の計算において、『高校間レベル調整済み高校内申点』に係数0.15が掛けられた数値に、受験生のなかで教員養成系高校および職業高校を卒業した者には、それぞれの専門分野のプログラム(学部)を選んだばあい、『高校間レベル調整済み高校内申点』に追加係数0.06を掛けた結果(を足して)出てきた総数が、点数に上乗せされる」と述べた。
高等教育機構委員長のユスフ・ズィヤ・オズジャン教授が議長を務めて行われた会議に、大学入試センター(ÖSYM)理事のウナル・ヤルマアン教授も参加した。
新しいシステムにより、イマーム・ハティプ高校の卒業生を含むすべての大学受験生に対し、同じ係数が掛けられることになる。
この新システムは2010年から適用される。
■専門分野を選ぶものには、係数が追加される
来年より実施される大学入試の新しいシステムにおいて、すべての受験生に対して同じ係数が適用される。教員養成系高校および職業高校の卒業生については、各々の専門分野のプログラム(学部)を選ぶ場合係数が追加される。
新しいシステムでは『高校間レベル調整済み高校内申点』に掛けられる係数は全受験者とも0.15となる。例として、医学部もしくは工学部を、理系の学校を卒業した生徒だけではなく、その他のすべての分野もしくはあらゆる学校の卒業生も選択することができ、これらの受験生に異なる係数は適用されなくなる。
しかし、受験生の中で教員養成系高校および職業高校を卒業した者については、それぞれの専門分野を選んだ場合、追加の係数が与えられる。この受験生達は『高校間レベル調整済み高校内申点』に係数0.06が掛けられ、通常の係数0.15が掛けられた点数に追加される。これらの卒業生に対し追加点が与えられることについての規定は、法的調整に入っている。追加係数は現在0.24で適用されており、こうした高等教育プログラム(学部)の数は制限されている。
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( 翻訳者:高岡望結 )
( 記事ID:17003 )