エジプト中央銀行の外貨準備高313億ドルに
2009年07月20日付 Al-Ahram 紙

■ 中央銀行総裁との会合の場でナズィーフ首相:「外貨準備高は313億ドルに達した」

2009年07月20日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 エジプト中央銀行の外貨準備が313億ドルに達することがわかった。世界金融危機による減少率は、他国では25~30%であるのに比べ、10%を超えなかった。このことは、エジプト中央銀行総裁のファールーク・アル=ウクダ氏が月例会合で提出した報告書を、アフマド・ナズィーフ首相が検討する中で明らかになった。月例会合は、エジプトの銀行部門の情勢を把握する目的で定期的に行われているものである。

 今回の会合では、銀行改革プログラムの第一段階が成功裏に終わったことを受け、第二段階の実施についても検討がなされた。第一段階の成功は世界金融危機の悪影響を防ぐのに役立ったが、第二段階では各銀行がクレジット業務や金融商品業務の能力を身につけることが目標となる。

 マグディー・ラーディ内閣報道官は、「今月に入って外貨準備高に追加が見られるため 、さらなる増加が期待される」と公表した。

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( 翻訳者:神田春奈 )
( 記事ID:17069 )