「殺していません」宣誓ーシュルナクのDTP党員殺人事件
2009年08月01日付 Yeni Safak 紙

シュルナクで2人の民主市民党(DTP) 員が殺害されたが、未だに犯人はみつかっていない。しかし、7月31日興味深い進展が見られた。容疑者として名前の挙がった村人らが、聖典コーランに手をのせて、「私は殺していません」と宣誓したのである。

シュルナクのベイテュシェバップ郡ギュンユズ村で、ネジュマン・オルメズ氏とフェルハット・エディッシュ氏を殺害した犯人をみつけるために始められた捜査が続く一方、容疑者リストに村人の名前が挙がるや、興味深いひとつの手法が試された。ギュンユズ村と近隣の村々に居住する村人たちは7月31日、聖典コーランに手をのせて事件には関係していない、と語ったのである。

■2人のイマームが立会っての宣誓

事件が起きた地区に近いギュンユズ村、ボリュジェック村、ギュネイヤカ村、デーイルメン村の村人が参加した宣誓の儀式では、村人らが2人のイマームのまえで、聖典コーランの上に手を置き、宣誓をおこなった。村人は、事件が彼ら自身とは無関係であること、この事件について1つでも知っていることがあるならば、そのことを遺族に話すとし、(村人への嫌疑は)諸部族が互いに対立するようにと図られたものだとした。村人は事件を解決させるために、最後まで協力すると強調した。

■取引の罠により処刑

シュルナクのベイテュシェバップ郡にて先週、車でベシュアアチュ村からギュンユズ村へ向かっていたネジュマン・オルメズ氏とフェルハット・エディッシュ氏は、胸へ一発ずつの銃弾をうけ、頭を石でつぶされていたことが明らかとなった。事件に関連して始まった捜査で、オルメズ氏とエディッシュ氏が「売り物の羊がある。取引交渉にきてくれ」との電話で事件現場へ誘われ、罠にはまって殺害されたことが確認された。エディシュ氏とオルメズ氏は取引のために13回携帯電話で話していた。

■司令官は協力を要請

7月29日、第22軍警察国境警備旅団司令官のアリフ・チェティン・ギュルヤズ准将、軍警察国境警備連隊司令官のハイダル・カヤ大佐は、殺された2人の遺族を訪問しお悔やみを述べたという。遺族、村人らと長い間会話したギュルヤズ准将及び同行の大佐らは殺人捜査に関し、村人に軍警察と検察への協力を要請し、「あなた方が知っていることがあるなら話してください。事件が解決するように」と話した。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:17088 )