アブドゥッラー・オジャランは、8月15日にクルド問題解決のための「ロードマップ」を発表した後に、一連のプロセスから身を引くと話した。
オジャラン氏は、金曜日に弁護士らと週に一度の面会を行っているが、彼がだした声明は分離主義テロ組織に近い筋のネット上のサイトで発表された。
オジャラン氏は、民主市民党を含めどの政党も、問題を完全に理解し、把握できていなかったと主張し、過去にトルコで革命を起こそうと考えたことや、さまざまな痛みを生み出さないように、民主的な手段と秩序立った解決策を取ってきたことを強調した。
8月15日に明らかにされると言われる「ロードマップ」のあと、解決策がどのようになるかについて、クルド政党のクルド労働者党(PKK)や民主市民党(DTP)は自身で決定を下すであろうと説明したオジャラン氏は、以下のように述べた。
「私は、この島(刑務所)から山にいる活動家らについてあれこれ決める立場にはないのです。皆が、私に問題を解決させようとしています。この問題の中にはたくさんの要素があります。私はこれらの要素全部を支配しているわけではありません。連絡も受けとることはできません。殆どのことを知らないのです。しかも社会的現象は思った通りには進まないのです、誰か一人の人間によってどうにかなるものでもないのです。社会的現象の成り行きは非常に多面的です。このことをよく理解しなくてはなりません」
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( 翻訳者:木村納菜 )
( 記事ID:17108 )