「バクラヴァはギリシャのお菓子」説に打撃?
2009年08月05日付 Milliyet 紙

■ギリシャ人バクラヴァで大失点

バクラヴァ(シロップ菓子)をギリシャ菓子だといっていたギリシャにおいて、その最大手の銀行が(トルコの)ギュルオール・バクラヴァを振舞った。

キプロスのギリシャ人は、EU(ヨーロッパ連合)諸国の“国を代表する菓子”を紹介した小冊子で、バクラヴァを、キプロスのギリシャ菓子のように見せて紹介したが、(今回)自分のゴールにオウンゴールをし、バクラヴァ論争に終止符を打った。

南キプロスで最大手の銀行として知られる「キプロス銀行」は、各国で銀行の業務を展開している。同行がギリシャの首都アテネの中心地、メトロポリス通り9番ビルに開店した支店で、銀行の顧客にギリシャではなく、トルコのバクラヴァを振舞った。

ラディカル紙のヨルゴ・クルバキ特派員によれば、銀行の窓口課で「カラキョイ・ギュルオール・バクラヴァ」と書かれた箱に入ったバクラヴァが希望する顧客に配られた。アテナのパレオン・ファリオン、グリファダ、シンタグマ、キフィアシア地区にはナーディル・ギュルル氏が所有する「カラキョイ・ギュルオール・バクラヴァ」の支店があり、その店は、イスタンブル出身のギリシャ人アリス・プロドロミディスが経営している。

2006年に南キプロスで開かれた「ヨーロッパの日」の関係で配られたお菓子についての小冊子において、初めてバクラヴァがギリシャの「国を代表する菓子」として紹介された。ギリシャ人がバクラヴァを自分のものだと主張したことに対し、(バルダヴァで有名な、トルコの)カズィアンテプのバクラヴァ屋たちは反発を示していた。

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( 翻訳者:大久保はるか )
( 記事ID:17124 )