大学学費値上げへの抗議活動で、逮捕者多数
2009年08月10日付 Yeni Safak 紙

アンカラで大学学費値上げへの抗議として非合法的な示威行動を行った学生連合(Genç-Sen)のメンバーに警察が介入した。首相府に向かってデモをしようとした団体と警察の間でなぐるけるの騒動が発生した。

アンカラで大学学費の値上げに抗議した学生と警察の間で発生した騒動で警察は、催涙弾やこん棒を用い、学生のうち25人を逮捕した。クズライで起こった騒動で、デモ参加者は舗道から剥いだ石を警察に投げつけた。首相府前で待機していた抗議者団体の代表団と共に、一人の市民も警察に反抗し逮捕された。

事件は、学生連合に所属する一団の学生による、大学学費値上げへの抗議の際に発生した。閣議が終わるのを待ち受けていた団体は、国民教育大臣のニメト・チュブクチュ氏との対面を求めた。グループ内で選出された3人の代表は、大臣と会うために官邸近くの花屋市場の入り口で待機することを許可された。デモに後から合流した何人かの学生も首相府前で待ち始めた。チュブクチュ大臣と対面できなかった代表者たちは、ギュヴェン公園入り口で待機していた学生グループに、警察を蹴散らして首相府前に来るように指示した。

警察は、団体のこの行動について幾度となく撤退するよう呼びかけを行ったが、メンバーが抵抗したため逮捕を始めた。警察が逮捕をはじめたのを受けて、ギュヴェン公園の入り口で待っていた学生たちは、機動隊に攻撃した。学生らの攻撃に対し警察は催涙弾を使用した。デモ参加者は今度は舗装の石を剥いで警察に投げつけた。警察がデモ参加者の後を追ったため、アンカラ中心部で長時間にわたる騒動が続いた。その結果、捕まった一部のデモ参加者は逮捕され、事件現場から一般のタクシーで警察署に送られた。

首相府前の代表者たちも警察の介入によって逮捕された。力づくで逮捕された学生らと共に、団体に参加していた一人の市民も、反抗したため警察署に連行された。代表団に参加していた他の学生を含めて首相府前で7人が逮捕された。

クズライ周辺の通りに逃げたグループからはおよそ20人が押し問答のすえ逮捕された。警察はデモ参加者を捕えるため、長時間、行動した。デモ参加者は通りにちりぢりになり、事件は終わった。

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( 翻訳者:下中菜都子 )
( 記事ID:17159 )