自称預言者による天国予約詐欺事件―被害者5名
2009年08月15日付 Radikal 紙

カイセリから来て、自分たちを預言者フズルと預言者イリヤスであると称した33歳のハカン・オズカンと30歳のオルハン・チェリキ両容疑者。2人はチョルムで、天国を予約したと嘘をつき5人から2万リラ(約126万円)相当の貴金属と現金を奪って逃走。その後警察の捜査によって身柄を拘束されたオズカン容疑者は裁判所(の決定)によって逮捕される一方、チェリキ容疑者は逃走中であり、いまだ逮捕に向けた努力が続けられている。

カイセリからチョルムへやってきたハカン・オズカンとオルハン・チェリキ両容疑者は、木曜日(13日)チョルムで、モスクを訪れた人や宗教の会話をしている人らの後をつけた。両容疑者を道で見かけた人々の話によれば、2人は自身を預言者フズルと預言者イリヤスだと語り、自分たちは天国を予約でき、渡した金が2倍になって返ってくると話したという。偽の2人の預言者は、騙されてしまった5人から2万リラ相当の貴金属と現金を奪い逃走。金を渡したあとに、ハカン、オルハン両容疑者が再び姿を現さなかったため、騙されたことに気がついた人々が警察に通報した。被害者の話では「自分たちを預言者と語っていた。一人は「わたしは預言者フズルだ。私に渡したお金は2倍になります」といい、それから私たちに10クルシュ(約6.3円)を要求して、それを容器に入れて土の中に埋めたのです。その後また、わたしたちは天国の予約を承っています。私たちにお金を渡しなさい。お金が増える、と言ってわれわれの金を持っていきました。そのあとで騙されたことに気づいたのです。」と話している。
県全域で広域捜査を始めた公安課のチームらは、騙された人々の話をもとに、カイセリ県警と合同捜査を行った。その結果、自分を預言者フズルと名乗っていたハカン・オズカン容疑者の身柄をカイセリで拘束、チョルムへ連行した。オズカン容疑者は警察で「自分たちを預言者と名乗って地元の人々から金をだましとった」と供述しているという。オズカン容疑者は、昨夜出廷した当直裁判所(訳注:司法機関が休みとなる8月1日から9月5日までに業務を行う裁判所)で逮捕され、拘置所に収容された。
一方で、自身を預言者イリヤスだと名乗るオルハン・チェリキ容疑者の逮捕に向けて広域捜査が続けられている。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:17199 )