テヘラン臨時金曜礼拝導師、キャッルービー書簡に反発
2009年08月15日付 Jam-e Jam 紙

【政治部】テヘラン臨時金曜礼拝導師は、逮捕者らへの暴行があったとする主張について、「われわれはイスラーム体制が、この種の嘘の主張に対して適切な対応を示すことを期待している」と強調した。

 中央報道局の報告によると、テヘランの金曜礼拝導師を務めたアーヤトッラー・セイエド・アフマド・ハータミーは、「先週、ある政治家〔=メフディー・キャッルービー〕がイスラーム体制に対する誹謗中傷に満ちた手紙を公表した。このような手紙に対し、アメリカやイスラエル、外国人どもは小躍りしている」と語り、さらに「この手紙は、逸脱したものだ。司法権も、氏が主張するような性的暴行の事実はないということを、はっきりと明言している」と付け加えた。

 同氏は「国会も、このような主張は虚偽だと言っている」と続け、さらに「この手紙は、体制の名誉を愚弄するものだ。30万人の殉教者の血が支える体制を、だ。体制を愛する人民一般を強く悲しませる行為だ」と述べた。

 同氏はまた、次のように指摘した。「これは党派間の戦争だ。一方に抑圧主義諸国、イスラーム革命に復讐を誓った敵どもが、他方に欺された少数の国内分子が、〔体制に対して〕害を及ぼそうとしている。しかし彼らの試みは、これまで失敗に終わってきた。今後も失敗に終わるだろう」。

〔中略〕

「逮捕者らへの性的暴行を主張する輩は逮捕して裁判にかけるべきだ」

 ゴムの金曜礼拝導師も、最近の暴動で逮捕された者たちへの性的暴行があったとする一部の噂について、「人々は検察に対し、このような主張をする者たちは逮捕して、報いを受けさせるべきだと考えている」と述べた。

 ファールス通信の報道によると、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン・セイエド・モハンマド・ホセイン・サイーディーは、「このような嘘を語ることは、国家・体制にとって害悪である。人々が最低限期待しているのは、これらの者どもを裁きにかけることだ」と述べた。

 ゴム金曜礼拝導師は続けて、暴動を起こした者たちへの裁判について触れ、「我が国に潜伏するスパイどもは、自分の利益のために体制に疑問を投げようとする輩であることを、われわれは目の当たりにした」とし、さらに「これらのスパイどもを合法的な裁判にかけることで、イギリスの顔に強烈なパンチを見舞わねばならない」と声を上げた。

「体制に対して不当な非難を行うキャッルービーに対して裁きを」

 マシュハドの金曜礼拝導師も、「自らの舌とペンで、治安・司法関係者に対して不当な非難を行い、体制の名誉を傷つける者には、毅然とした対応が必要だ。司法機関での裁きにかけなければならない」と強調した。

 アーヤトッラー・セイエド・アフマド・アラム=アルホダーは、イマーム・レザー廟で行われたマシュハド金曜礼拝での演説で、「いかにも民主主義者らしい面構えをして、書簡や声明を発表し、体制と革命のために誠心誠意尽くしている治安・司法関係者に対して不当な非難を行い、そうすることで体制の敵にプロパガンダのための食材を提供し、国民を困惑させている者は、自らの主張を証明する義務がある。それができなければ、テロリストとして処罰されねばならない」と語った。

 同氏はさらに、次のように警告した。「このことから分かるのは、言論によっても体制とその責任者に対してクーデターを起こすことは可能だ、ということである。こういった連中は、この種の問題を提起したり、発言を行ったり、手紙や声明文を発表したりすることで、体制と国家の責任者に対して人格テロを行おうとしているのである」。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:17229 )