イスラエル国内報道「米国がゴラン高原の自然保護区化を提案」
2009年06月26日付 Al-Nahar 紙

■ イスラエル国内報道:「アメリカがゴラン高原の自然保護区化を計画」

2009年06月26日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【AFP、MENA】

 イスラエルのハアレツ紙は昨日、「アメリカ政府は、ゴラン高原の一部をシリア人とイスラエル人の双方が利用できる自然保護区にするという和平プランの具体化に取り組んでいる」と報じた。

 この提案には、ゴラン高原からのイスラエルの撤退と入植地の解体が含まれているが、数年間かかるものとされ、同時にシリア側も、パレスチナ及びレバノンの抵抗運動諸派への支援を停止し、イランと段階的に距離を置くなどの措置をとることになる。

 また同紙によると、アメリカ政府がダマスカスに大使を復帰させることを決定し、米特使が中東訪問を行ったのは、アメリカの主導とトルコの協力に寄るシリア・イスラエル間交渉を再開するための基盤を整えるためである。この交渉は、ベンヤミン・ネタニヤフ氏がイスラエル首相に就任したことを受けて停滞状態に陥っていた。

 今回の報道に先立って、ハアレツ紙は「ネタニヤフ首相の側近らは、イスラエル・シリア間の『一時的な解決』に関する構想を検討している」と発表した。この構想は、イスラエルがゴラン高原の小地域から撤退するのと引き換えに両国は「非戦争状態」を宣言するというものである。

 またハアレツ紙によると、エジプトのホスニー・ムバーラク大統領は、来る7月7日までにファタハとイスラーム抵抗運動ハマースの和解を完了させるためのエジプトの努力に、シリアのバッシャール・アル=アサド大統領の支援を取り付けるように、バラク・オバマ米大統領に促したという。

 エジプトの提案によると、パレスチナ諸派は、パレスチナのマフムード・アッバース大統領からの求めに応じて、ガザ地区の状況を管理するための共同委員会を組織することになる。

 イスラエルのバラク政権時代に、シリアとの間接交渉においてイスラエル側代表団の団長を務めたユリ・サグウィ氏は数日前、エルサレムでの講演で、「アサド大統領が『イスラエル・シリア間の相違点の80%は既に解決されていると言える』と述べたとき、彼は誇張していたわけではない」と述べ、「主要な障害は、水資源の権利や安全保障措置ではなく、どこに国境線を引くかということである」と指摘した。

 そうした中、イスラエルのアヴィグドール・リーバーマン外相は、シリアとの和平交渉における第三国の調停を一切拒否し、「イスラエルは前提条件も調停もなしに、できる限り早急に直接交渉を望んでいる」と述べた。

 イスラエル軍のラジオが報じたところによると、リーバーマン外相はシリアからの間接交渉再開に関する申し出を、中東歴訪を終えたオランダのマキシム・フェルハーヘン外相から伝えられたが、拒否したという。

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( 翻訳者:青山沙枝 )
( 記事ID:17255 )