バトゥマン警察、155(日本の110)番にクルド語で対応
2009年08月25日付 Zaman 紙

バトゥマン警察は、“155警察緊急コール”(日本の110番)にくる通報の多くがクルド語のものであるため、クルド語が分かる警察官を配置した。

以前に通訳の難しさを経験したためこのような対策を取ったと語ったハサン・アリ・ビリム警察署長は、運用するにあたりしばらく続いていた通信上の問題を解決し、警察が事件に対応するのが容易になると話した。

ハサン・アリ・ビリム署長はバトゥマン警察で371人の職員がクルド語を話せると明かした上で、「就任した当初、155緊急コールにくる通報の一部がクルド語であることに注目し、そこで我々が行った調査で、1645人の署員のうち371人がクルド語を話せると分かったことです。彼らのうちの幾人かを24時間サービスの155緊急コールに配置しました。クルド語を話せるスタッフが、クルド語でかかってきた全ての通報を聞き取り、すぐに対応することを可能にしています」と話した。

以前の調査でも、住民たちは重要な通報ほどクルド語でかけてきていたと述べるビリム署長は、バトゥマンで4人の警察官を殉職させた犯人のうちの1人も、クルド語でかかってきた通報によって捕まえられたことを挙げ、155緊急コールへのクルド語が分かるスタッフの配置は絶対不可欠だと提起した。

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( 翻訳者:牧史織 )
( 記事ID:17281 )