アタテュルク空港国際線ターミナルの出発ロビーに設置される喫煙スペースへ、許可が下りなかった。イスタンブル県保健局は、空気清浄化がなされているロビーに喫煙スペースを設けることに否定的な見方を示した。保健省も喫煙スペースを「禁止する」という決定を下した。この件に関する最終決定は県当局が決めることになっている。
アタテュルク空港を訪れる乗客の要求に応じて、喫煙スペースが設置されたというニュースがメディアで報道されると、県保健局チームにより、問題となっている場所の調査が行われた。調査の結果、「該当場所は『第4207番たばこ製品による健康被害防止に関する法律』に反しており、(喫煙スペースの)場所を撤去する」という方向での見解を示すことを決定した。保健省公衆衛生局局長セラジェッティン・チョムは、空港での設置が計画されている喫煙スペースに関する進展状況について情報を得るや否や、イスタンブル県保健局チームがこの問題を調査したと説明した。国家空港管理局(DHMI)とアタテュルク空港の関係者とコンタクトをとったと説明した公衆衛生局局長は、局側には「周囲をワイヤーフェンスで囲ったこのスペースはテラスである」という報告がなされたと述べた。調査の結果、喫煙スペースの設置はTAV空港株式会社によって始められ、空港運営責任者はこの状況を知らされていなかったことが明らかにされたと述べた。
TAV空港株式会社イスタンブル支店長ケマル・ウンリュはというと、TAVイスタンブルによって運営されているアタテュルク空港で、法に反する状況が生み出されているなど、話にすらならないと主張した。
ウンリュ氏は、アタテュルク空港民間航空管理局と国家空港管理局の許可なしに、こうしたことを始めることは不可能だと言い、次のように述べた。「法律が示している条件に沿っています。我々が設置したのは上部と側面がオープンなスペースです。県保健局の関係者らは、これでは法律に不備があるように映ると言い、撤去という方向での見解を示しています。県当局が必要な決定を下すでしょう」
首相府の回状では、「テントや日よけを含む、固定したあるいは移動式の天井、屋根がある場所、さらにドア、窓、出入口以外の四方の壁が、一時的または常に、完全に閉ざされている場所」が室内空間(禁煙が義務付けられている)とされている。
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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:17290 )