アルメニアにおける野党は、サルキシャン大統領の行動を背信行為だと責めている。
トルコ―アルメニア間の外交関係を新たに構築するために始められた新しい試みは、アルメニア野党の反発を生んだ。
野党は、アルメニア側が、条件としてまずカルス協定を事実上認め、次にアルメニア人大虐殺を双方の歴史家の協議議題として取り上げることを受け入れたと非難した。野党であるイルス党国会議員ステファン・サファルヤンによると、今回の合意でアルメニア側は次の4つの権利を放棄しているという。
■野党が挙げたサルキシャン大統領の4つの背信行為
1.アルメニアが虐殺の結果を受け入れた。
2.アルメニアが損害賠償請求から距離をおいた。
3.アルメニアが、トルコを非難することを断念した。
4.トルコ政府の提示する「ナゴルノ・カラバフ問題解決」に関する条件を承認した。
野党は、1915年の事件を調査するための委員会の設立も拒んでいる。
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( 翻訳者:高岡望結 )
( 記事ID:17344 )