コンサートでクルド語の歌、来賓反発
2009年09月10日付 Radikal 紙

国営宝くじ協会がウウドゥルで開催した9月9日の抽選会でクルド語の歌が歌われたことで、騒動が持ち上がった。

歌手シェヴァル・サムの希望でクルド語の歌が歌われると、抽選会に出席していた副知事や郡長らが退席した。
ズベイデ・ハヌム通りで開催された国営宝くじ抽選会には、トゥーバ・イナン・ユルマズ副知事、フェルハト・アクシュ特別行政県事務局長、アラルックのハカン・ハクイェメズ郡長、カラコユンルのメフメト・アルペル・チュー郡長、ウウドゥル大学農学部ヒュセイン・ゼンギン教授、公正発展党県支部長兼弁護士会会長ムスタファ・ブルシュらおよそ2000名が出席した。
地元の音楽家につづいてコンサートを行った歌手のシェヴァル・サムは、会場にいた若者からの「クルド語」の歌へのリクエストを断らなかった。サムは「クルド語でも歌いますし、アルメニア語でも歌います」と言い、クルド語の歌を歌い、皆で楽しもうと若者らを舞台に招いた。これを受け、抽選会に出席していたトゥーバ・イナン・ユルマズ副知事、アラルックのハカン・ハクイェメズ郡長、カラコユンルのメフメト・アルペル・チュー郡長は、席を立ち、コンサート会場を後にした。フェルハト・アクシュ特別行政県事務局長と公正発展党県支部長ムスタファ・ブルシュ氏は席を立たなかったが、サムは、その夜クルド語で2曲歌った。トゥーバ・イナン・ユルマズ副知事は、クルド語の歌を聞いて退席したことを明らかにし、「観客が舞台の前で踊りだしたので、その場から離れた」と話した。公正発展党県支部長兼ウウドゥル弁護士会会長ムスタファ・ブルシュは、「副知事、郡長ら、一部の団体代表はクルド語の歌が終わらないうちにその場を離れた。彼らの行動は正しくなかった。彼らが去っても人々は何の反応も示さず、ひきつづき楽しんでいた」と話した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:17419 )