惨事の上にさらなる悲劇—洪水被害者の遺体特定、混乱
2009年09月14日付 Zaman 紙

イスタンブルにおける洪水被害で亡くなった人々の遺体の特定が混乱したことは、悲しみに沈んだ遺族にとってさらなるショックとなった。洪水に襲われた清掃員のネジャティ・トプカヤさんが、イキテッリのターミナルで死亡したTIRトレーラー運転手のヒュセイン・チュルクメンオールさんと見なされガズィアンテプに送られたという。

しかし9月10日に故郷で埋葬されたチュルクメンオールさんの遺族は、遺体が取り違えられたという主張を認めていない。この混乱は、この問題に乗り出した共和国検察官が解決することになる。ネジャティ・トプカヤさんの遺体は、9月10日木曜日に法医学センターで親族によって確認された。悲しみの中遺族は、翌日遺体を法医学センターから引きとり、バアジュラルにあるアッラーフエクベル・ジャーミィに運んだ。しかしここで遺体がトプカヤさんでないことが明らかになった。法医学センターに申し入れた遺族に、遺体が同日に法医学センターから引き取られていったTIRトレーラー運転手ヒュセイン・チュルクメンオールさんと取り違えたという説明がなされた。

■チュルクメンオールさんの遺族から異議:遺体は私たちのものだった
これに対してガズィアンテプのヒュセイン・チュルクメンオールさんの遺族は、遺体が取り違えられたという主張を認めていない。チュルクメンオールさんの従兄弟イブラヒム・ハリル・タシュさんは9月10日に埋葬された遺体を確信したと述べた。タシュさんは以下のように述べた。「ヒュセイン・チュルクメンオールの遺体をまずおじがイスタンブルの法医学センターで確認しました。その後ここで埋葬する前に、妻、母親、そして私たちが、遺体が彼であると確認しました」
混乱が明らかになったことで、動き出した検察庁と法医学センター関係者は遺体を遺族にできるだけ短時間で引き渡す予定だ。

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( 翻訳者:白石百合子 )
( 記事ID:17443 )