ジェム容疑者逮捕に関する首相談話
2009年09月17日付 Zaman 紙

 エルドアン首相はミュネッヴェル・カラブルトさん殺害の容疑者、ジェム・ガリプオール逮捕に関して見解を述べた。

 レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、ジェム・ガリプオール容疑者逮捕について見解を述べた。同首相は、「ここまで来たら我々は司法手続きを見守るだけだ。(逮捕までの)この過程におけるトルコ国民の高い関心が果たした貢献は大きい」と述べた。

 エルドアン首相はイスタンブル会議センターの開所式後、報道関係者からの多岐に渡る質問に回答した。

 エルドアン首相はジェム容疑者の逮捕に関連した質問に対し、イスタンブルのムアメル・ギュレル知事とヒュセイン・チャプクン警察本部長が詳しい説明を行っており、自身が新たに説明をする必要はないと述べた。

 エルドアン首相は、当初より「辛抱強く我々を見守って欲しい」と自身がコメントしていたことに触れ、この経過の中でベシル・アタライ内相を始め、イスタンブル県庁、警察など全ての関連部署が精力的に捜査をしていると話した。

 エルドアン首相は、本件に関する捜査を国外にまで拡大し、容疑者が赤手配書(国際逮捕手配書)にて捜査されるという事態にまでになっていたと明かし、次のように続けた。

「この他、これまで心理学的・社会学的に必要なことは全て行ってきた。そしてこの捜査が中断されることはなかった。なぜならこの事件は中断が許されるような事件ではなかったからだ。責任を負うべき立場にある我々にとって、本件を最後まで追求していくことが我々の本来の責務である。他意のある人たちはこの事件を利用しようとしていた。今は我々の仲間が容疑者を逮捕した。今後のプロセスは検察手続きである。我々は裁判を見守る。私の希望は、(今回の逮捕が)裁判に至る過程における重要な前進となり、適切な審判がなされることである。この事件は我々皆の心を酷く痛める出来事であった。とりわけ、子の親である我々を深く傷つける事件であった。この事件から多くのことを学ぶ必要がある。トルコ社会の、トルコ国民の関心の高さがこの過程で大いに助けとなった。他の事柄に対しても国民が同じように高い関心を持ち続けてくれることを願っている。本件に携わった全ての方々におめでとうといいたい」

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:17474 )