イフサンオール・イスラム諸国会議事務総長、祖父の館を県に寄贈
2009年09月20日付 Hurriyet 紙
イスラム諸国会議機構(IKT)のエクメレッディン・イフサンオール事務総長は、先祖の館のあるヨズガトへ感傷的な旅を行った。
一昨日、故郷を訪れたイフサンオール氏は、祖父のハジュ・アジズさんが1930年頃に建てた、イスタンブルオール街区にある歴史的な邸宅を、文化的遺産としてヨズガト市に寄贈した。邸宅を他の相続人たちから買い取り、そして修復工事も行う予定のイフサンオール氏は、アミル・チチェキ県知事が現地で行った演説をきき、涙を止めることができなかった。イフサンオール氏は、「この邸宅が文化的遺産として使用されること、そして祖父の名とともに存在を維持し続けることを望んでいます」と述べた。同氏のヨズガトへの訪問には、彼の子どもたち、オルハン氏とトゥウルル氏も同行した。
この二人の兄弟は、父が泣いているのを初めて見たと話した。「感情が洪水のように溢れてきた」と述べるエクメレッディン・イフサンオール氏はまた以下の様に述べた。「何年ぶりかに故郷を訪れることを決めた際、手土産も持たずに赴きたくはなかったのです。祖父から遺されたこの土地と邸宅を、家族と相談してこの都市へ寄贈することに決めました。とても感銘を受け、涙を抑えることができませんでした。」血筋を辿ればヨズガト出身である同氏は、遠い昔に父がエジプトへ移住したためカイロで生まれた。
■トルコは賞賛の的
イフサンオール氏はトルコの国外におけるイメージについて、本紙(ヒュリッイェト)に対し以下の様に語ってくれた。「トルコはイスラム世界において、羨望と賞賛の眼差しで見られています。(トルコは)中東での出来事に対する姿勢と、EUとの加盟交渉での態度により、誇らしく思われている国です。トルコ側のEUに加盟する必要性よりももっと、EU側のトルコへの必要性が大きいのです。EUは150億人のイスラム世界と均衡のとれた関係を築きたければ、トルコをその構造内に取り込まざるを得ないでしょう。」
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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:17500 )