トルコと関係正常化交渉のサルキシャン・アルメニア大統領「空気を食べては生きられない」
2009年09月21日付 Zaman 紙
ロシアで発行されているモスコフスキー・コムソモーレツ新聞に語ったアルメニアのセルジ・サルキシャン大統領は、トルコとの関係正常化を主張した。アルメニア大統領は、ロシアとの関係発展を妨げる可能性のあることはしないと述べ、以下のように続けた。
「モスクワがアンカラを戦略的パートナーとみている以上、我々のトルコとの関係改善も受け入れられるだろう。アゼルバイジャンもロシアの戦略パートナーだ。ロシアは強国で、自国の望む国と友好を築く。では、我々は何を食べていけばいいというのか。空気をか。我々(アルメニア)がグルジアと関係をもとうとしていると、我々に怒りの矛先を向けるものがいる。言いたいやつにはいわせておけばいい。我々はグルジアとの関係を壊すことはしない。二国(グルジアとアルメニア)は、とても近い国どうしだ。」
サルキシャン大統領は、ロシアとグルジアの間で5日間続いた戦争中、(グルジアの)ティフリスから来るはずの列車がとまり、アルメニアではガソリンさえ不足したと述べ、、「我々は四方を囲まれている。トルコがあり、アゼルバイジャンがあり、ナゴルノ・カラバフ問題がある。イランと鉄道ラインを結びたいが、この点でロシアは我々に協力してくれない。イスタンブルは100年前とは違う。バクーも20年前とは違うのだ。したがって交渉を続行していく。」と論じた。
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( 翻訳者:下中菜都子 )
( 記事ID:17507 )