ラマザン(断食月)後のバイラム(祝祭日)では、またしても道路が血の海になった。発生した事故で、98人が死亡、493人が負傷した。
バイラム前の交通警察隊や軍警察による多大な警告にもかかわらず、悪天候も影響し交通事故の総計はまたも深刻なものとなった。18日金曜日の夜から道路が混雑し始め、事故も増加。バイラム前日から最終日までに、イスタンブルとアンカラの中心部を除く全地域および都市間の道路において142件の事故が確認されている。スピード違反、追い越し違反、不注意、睡眠不足による疲労、全国的な大雨が事故の原因となった。
また休日期間が短く、学校が始まるので国民の多くが帰省のために一斉に道路を利用したことが、道路が渋滞する原因となった。
■日付別の事故総計
バイラム前日には49件の事故が確認され、39人が死亡、119人が負傷。バイラム初日は事故31件、死亡18人、負傷105人。2日目は事故39件、死亡14人、負傷152人。休暇を取っていた人々の多くはバイラム3日目にUターンを開始。バイラム最終日は再び道路が混雑し、22日23時40分現在で明らかになっている46件の事故で27人が死亡、117人が負傷している。
■リムジンの事故で死者2名
バイラム最終日に、これまでになかったような事故が発生した。
マニサのクルクアーチ郡で、対向車線に侵入した車が正面から来たリムジンと衝突。この事故で、車を運転していたムスタファ・アパチュクさん(72)とリムジンを運転していたアルプアルスラン・ディレルさん(40)が死亡し、リムジンに乗車していたオウズハン・ディレルさんとオルハン・ヤングンさん(26)が負傷した。
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( 翻訳者:川原田喜子 )
( 記事ID:17510 )