東洋製やせ薬で、死亡
2009年09月24日付 Hurriyet 紙

東アジアより輸入され、原語での商品名を「La Jiao Shou Shen」というメキシコ産唐辛子エキス入りのやせ薬を服用した体重110キロのフェルハン・ユルマズさん(28)が自宅で死亡しているのが発見された。警察はベットの枕もとに3箱の錠剤のやせ薬を発見した。友人や隣人らによると、フェルハンさんは長年、痩せるためのより良い方法を探していたという。

事件はバユンドゥル地区からの通報により明らかとなった。フェルハンさんは340番地どおりのクズジュ・アパート5階(日本式では6階)に一人で暮らし、インターネットカフェを経営していた。隣人がフェルハンさん宅のドアを叩いても反応がなかったため、警察に通報した。駆けつけた警察は鍵屋にドアを開けてもらい、体重110キロのフェルハンさんをベットで死亡している状態で発見した。ベットの枕もとに3箱のやせ薬錠剤を発見した。この若者の死亡原因が疑われたため、現場調査チームが派遣された。アンタリヤ県警の殺害事件担当刑事も事件現場を訪れ、調査チームは「La Jiao Shou Shen」という名前のやせ薬を押収した。友人や隣人らによると、フェルハンさんは長年、痩せるためのより良い方法を探していたという。隣人らによれば、「何の病気もなかった。ただ肥満を解消するために薬を服用していたことは知っている。みんなに好かれる若者だった。」という。

農業落村省の農産物生産改良局は国内での同薬の生産を許可しておらず、このやせ薬を服用したフェルハン・ユルマズさんの死因は、地中海大学法医学協会からのレポートにより明らかとなる予定であると発表された。

市場では1箱40リラ以上で売られている密売品の「メキシコ唐辛子」の錠剤の使用については、インターネットのサイトでも、次のような「警告」が掲載されている。妊娠中の人、授乳中の人は絶対に使用禁止。また、内臓疾患や心臓病、高血圧、潰瘍疾患、胃炎の症状がある人が使用した場合には、命にかかわる危険があるとされている。アルコール一緒に摂取することは危険であり、この薬の使用は、必ず医師の指示のもとで行われなくてはならないという。世界中でロシアと中国だけで販売が公式に許可されているこの薬に関し、トルコでは、その偽ものも生産されている疑いがある。

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:17518 )