「聖なる防衛」週間に合わせて、ヴァフダト・ホールで予定されていたマジード・エンテザーミー氏の最新作『交響曲 抵抗』の初公演が行われた。
イラン紙の報告によると、モハンマド・ホセイニー文化イスラーム指導相やモハンマド・ホセイン・イーマーニー=ホシュフー文化イスラーム指導省芸術担当次官、マスウード・ザリーバーファーン殉教者財団・革命献身者問題長官をはじめとする文化政策の高官らが見守るなか行われた同交響曲の初公演で、楽団の指揮を務めたマジード・エンテザーミー氏は聴衆らに向けて、音楽芸術家の故パルヴィーズ・メシュカーティヤーン氏に対する1分間の黙祷を求めた。
エンテザーミー氏は黙祷を求めるのに先立ち、次のように語った。「残念なことに、音楽の灯火を絶やさぬよう人生のすべてをかけてきた芸術家が、今夜はいません。私たちは今夜、音楽の灯火を今後も守り続けるということを、彼に誓います」。
『交響曲 自己犠牲』に続く近年のエンテザーミー氏の作品『交響曲 抵抗』は、「上昇」、「希望」、「抵抗」の三部で構成され、歌手としてニーマー・マスィーハー、及びモハンマド・アブドルホセイニーの両氏、ならびにコーラス隊を迎えて、テヘラン交響楽団によって演奏された。
なお、『交響曲 抵抗』は当初、
ホッラムシャフル解放記念日〔5月24日〕に公演される予定であったが、延期され、「聖なる防衛」週間に合わせて公演されることになった。公演は、メフル月4日〔9月26日〕までヴァフダト・ホールで行われる予定。
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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:17550 )