早くも冬到来、東部では積雪
2009年09月28日付 Milliyet 紙


ギュムシュハーネ県では、積雪が住民の生活に深刻な影響を及ぼしている。ギュムシュハーネ県中心部とキュルトゥン県、トルル郡で昨日(27日)の夕方から始まった雨は、今朝がた(28日)雪に代わった。積雪が続いた県では積雪量が10センチになり、山岳部では30センチに達した。

 キュルトゥン郡にあるおよそ30の夏営地への道路が通行止めになる一方、いくつかの夏営地で身動きがとれなくなっている住民の救助活動が始まった。
キュルトゥン郡のシャファク・ギュルチャム副郡長は、AA通信社への説明で、ギュムシュハーネ-ティレボル間道路が、キュルトゥン郡とオズクルトゥン町およびキラズルック村の間で、積雪と落石のため通行困難になっており、「現在、通行制限をしています。復旧チームが頑張ってくれています」。と話した。ギュルチャム氏は、郡内の約30の夏営地への道路が積雪により完全閉鎖されたと話し、「キュルトゥン郡トルル郡の60近い村への道が通行止めです。キュルトゥン郡エルマル村のチャタック夏営地とギュンユズ村のサルタシュ夏営地で住民の方々が動けなくなったので、市市民救助局のチームを呼びました。協力して活動し、動きがとれない彼らを救助したいとおもいます。これらの夏営地が、私達の第一優先です」。と話した。

ギュルチャム副郡長は、キュルトゥン郡のギュンユズ村で積雪の影響により生じた地滑りが、ハルシット川の河床を埋めて水が溜まっているとし、以下のことを述べた:「この溜まった水が、ウチタシュ小学校を危険にさらしているので、150名の生徒が通っていた学校を使用禁止にしました。洪水の危険があります。いかなる被害も生じないように、対応チームが始動しました。」

■エルズルムでマイナス5度

東アナトリア地域の北部で気温が下がっている。この地域の深夜の最低気温はマイナス5度で、エルズルムで観測された。同地域の気象庁の情報によると、北東アナトリアはトルコの南にある低気圧と前線の影響下にあり、エルズルムで深夜の最低気温がマイナス5度になった。そのほかの県における深夜の最低気温は、アルダハンでマイナス2度、カルスで0度、アウルで3度、エルズィンジャンで5度だった。この地域の今日(28日)の予想最高気温は、イーディルで20度、アウルで18度、エルズィンジャンで16度、カルスで13度、エルズルムとアルダハンで10度である。関係者らは、最高気温は例年より3、4度下回り、とくにエルズルム県、カルス県、アルダハン県の高地では広ときおり雪を伴う雨が予想されるとのべた。

■アルダハンでは農地に悪影響

この間、積雪が原因でアルダハンのいくつかの農地に悪影響が出ていることがわかった。アルダハン農業組合長ラティフシャー・スラル氏は、AA通信社への会見で、県で昨日(27日)夕方始まり、深夜まで続いた積雪が農地に悪影響を及ぼしていることを明らかにし、「これにより、収穫を控えた畑は雪に埋もれてしまった。作物が雪に埋まった我が県の農民にとって、このあとの収穫の望みが消えてしまった」。と話した。

スラル氏は推測では、県全体で、収穫の70パーセントが積雪の影響で被害を受けていると話し、次のように述べた「もはやこれ以降、十分な収穫は見込めません。唯一の期待といえば、農家の銀行ローンに政府が優遇措置をとってくれることです。必要ならば、農家の負債は免除されなくてはなりません。今後、被害の確認をより詳細に行い、結果を発表します。」。

■積雪の影響、スィヴァスで21人が足止め

スィヴァスのスシェフリ郡のある夏営地で積雪により動けなくなった21人は、チームによる道路除雪ののち、救助された。情報によれば、郡内のユカルアキョレン村に属するキョセ山のふもとのマフムトオール夏営地にいて、昨日(27日)夕方から続いた積雪の影響で身動きがとれなくなった21人の住民を救助するために出動した道路除雪機が夏営地にたどり着いた。チームによる除雪ののち、夏営地に残っていた21人の住民は50匹の牛とともに村へ向かって出発した。同地域では今も積雪が続いているという。

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( 翻訳者:木村納菜 )
( 記事ID:17555 )