タラート北キプロス大統領にヤジの嵐ー飛行機2時間半遅延
2009年09月29日付 Milliyet 紙
アメリカから戻ったタラート北キプロス・トルコ共和国大統領は、島(キプロス)に向かうためイスタンブルで乗り込んだ飛行機で抗議を受けた。「待たせた」として乗客のブーイングを浴びたタラート大統領一行は飛行機から降りざるを得なくなった。
伝えられた情報によると、北キプロス・トルコ共和国(KKTC)のメフメト・アリ・タラート大統領を乗せたニューヨーク発イスタンブル行の旅客機は、11時5分にアタテュルク空港に着陸した。
メフメト・アリ・タラート大統領とその一行は、137人の乗客を乗せて待機させられていたキプロス・トルコ航空機に乗り込んだ。
乗客らは飛行機に乗ったタラート大統領、オヤ・タラート夫人と、側にいた派遣団にブーイングを浴びせだした。
ヤジの声が大きくなったため、タラート大統領一行は飛行機を降りていった。
■ 2時間半遅延した
トゥルクアズ航空から借用した便名YK02のTCCという名前の旅客機の機長が、2時間以上待っている乗客らにタラート大統領が搭乗した後に飛行機が離陸すると述べ、乗客らのヤジがこのアナウンスによって始まったとされている。
NTVに情報を提供した関係者らは、9時30分に離陸するはずだったキプロス・トルコ航空の旅客機は技術的なトラブルによって待たされたのであって、遅延はメフメト・アリ・タラート大統領のせいではないと述べた。
しかし乗客らは、タラート大統領が原因で遅延したものと考えていた。
キプロス・トルコ航空のイスタンブル発エルジャン行の便は、2時間半の遅延の後離陸した。
■ プログラムはキャンセルに
タラート大統領は明日(30日)朝に島(北キプロス)に戻る予定だと伝えられている。
タラート大統領がフライトを遅らせたせいで島(北キプロス)に戻った際に行われる予定だった記者会見や他の全てのプログラムも中止とされた。
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( 翻訳者:三上真人 )
( 記事ID:17558 )