カッパドキアで奇石のひとつが崩落
2009年09月30日付 Zaman 紙

トルコでもっとも貴重な文化・自然の観光名所であるカッパドキアで、20メートルもの高さをもつ奇石(キノコ岩)の巨大な塊が崩落した。キノコ岩がもっとも多いネヴシェヒルの中心地に位置するウチヒサル町で起こった事件で、死傷者や物損などの被害はなかった。

ウチヒサル町でレストランを経営しているイッゼット・イルファンさんは、店舗に近い場所で約20メートルのキノコ岩が夜遅くに崩れ落ちたと言う。トルコ国内外の観光客が宿泊したり食事をしたりする区域にかなり近い場所で、巨大なキノコ岩の塊が崩れ落ち粉々になった今回の出来事は、キノコ岩の保存に向け年来議論されてきた問題を再び浮上させることになった。

イルファンさんは、キノコ岩がより現実的なかたちで保護されるよう当局の取り組みを期待している。崩落が起こった場所に観光客が出入りしているといい、「いつか観光客の上に岩が落ちてくるかもしれない。そうなったら誰が責任を取るのだろうか?観光客はここに来てキノコ岩のこの状態を写真に収めている。一刻も早く(安全のための)対策がとられることを待ち望んでいる」

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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:17561 )