抗議はしても、Nike の靴は捨てがたい・・IMF抗議集会の学生たち
2009年10月05日付 Zaman 紙

ミーマール・スィナン大学芸術学部の学生グループは、IMFと世界銀行の会議に抗議した。しかし、反資本[主義]活動を行っている一部の学生がナイキ社製のスニーカーを履いているのが目撃された。IMF事務理事ドミニク・ストロスカーン氏が投げつけられたのは、同社のスニーカーだった。

ベシクタシュにある学校の校庭に集まったおよそ30人がスローガンとプラカードを掲げてベシクタシュ広場に行進した。「IMFは出て行けこの世界は私たちのものだ」「資本主義は出て行け大学は私たちのものだ」形でスローガンを繰り返すグループは、「望むのではなく、抵抗するのだ、学生がIMFをお出迎えだ」と書かれたプラカードを広げた。IMFと世界銀行への抗議のプラカードを掲げる学生たちがフォーク、スプーン、盛り皿を携えスローガンを続けた。

記者会見において、世界の経済危機の原因がIMFと世界銀行が執った体制であると述べられた。経済危機の原因となっているものが、危機を解決しようとすることは理解できないとされた。会見の中で、IMFと世界銀行による大学の商業化への要望に反対することが求められ、「我々は大学生として自由で民主的な大学のために教育の無償化、生存権を守るためにIMFと世界銀行に『立ち退き』を主張しなければならない」と述べられた。グループはしばらくの間さらにスローガンを叫び、その後静かに解散した。

このとき、抗議活動に参加した約30人の活動家グループのうち幾人かがナイキ社製のスニーカーをはいているのが目撃された。会議中、IMF事務理事ドミニク・ストロスカーン氏に同社のスニーカーが投げられた。

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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:17599 )