国際金融会議に抗議デモ、火炎瓶と催涙弾でタクスィム広場はまるで戦場
2009年10月06日付 Zaman 紙
イスタンブルで開催されたIMF(国際通貨基金)・世界銀行会議に対し、抗議デモをタクスィムで行おうとしたグループに警察の介入が続いている。
タクスィム広場での警察の介入に続き、イスティクラル通りを始めとし、路地に散らばったデモ隊は活動を続けている。機動隊はイスティクラル通りの数ヵ所に集結しようとするグループと抗争している。デモ隊が投げた石により警察官1名が負傷し、まかれた催涙ガスのために市民1名が心臓発作を起こしたという。
イスティクラル通りの事件現場に到着した救急車は、まず心臓発作を起こした男性の処置に当たろうとしたが、すぐに警察に呼ばれ、負傷した警官の方へむかった。警官が救急車に乗せられる際は、他の警官が報道陣による撮影を阻止した。この間心臓発作をおこした男性はタクシーに乗せられて25メートル先の救急車まで運ばれた。救急車のドアが開かず少しの間パニック状態となったが、やがてドアは開き、心臓発作を起こした高齢の男性は救急車でタクスィム救急病院へ搬送された。
一方、警察の介入によりイスティクラル通りは戦場と化した。マクドナルド、IMG銀行、イシ銀行、それにいくつかのオフィスのガラスが割られた。デモ隊は路面の敷石をはがし、警察や戦車をその石で攻撃した。警察はガス弾でそれに対処し、撒かれたガスによりイスティクラル通りと周辺の路地はガスの煙に包まれた。通りにいたほとんど全ての人々が催涙ガスの被害を受け、通りに面したオフィスのシャッターも閉められた。
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( 翻訳者:川原田喜子 )
( 記事ID:17603 )