モスクでは靴下をきれいに:宗務庁の通達
2009年10月11日付 Zaman 紙


宗務庁は、靴下の衛生問題に関し、モスクに集まる信徒らに忠告した。

宗務庁は、汚い靴下が絨毯を汚していること、そして、それが悪臭の原因となっていること、そのせいで一部の人たちがモスクから離れていることに注意を促した。

宗務庁のインターネットサイトには、庁の監査役であるイスマイル・カラギョズ准教授の「モスクでの規則に反する行いと振舞い」に関する通達が載せられている。

当該の通達では、モスクへ行く際には清潔な衣服を着ていくこと、ニンニク、汗、靴下、タバコやその他類似する悪臭を消し清潔にすることが、モスクの規則として必要であると記されている。

同通達では特に、靴下に最も注意しなければならないことが強調されており、「汚い靴下は絨毯を汚し、悪臭の原因となっているように、このことは一部の人たちがモスクから離れる原因となっているのです。絨毯の見た目には綺麗だったとしても、衛生的に清潔ではありません、絨毯に足や靴下の臭いが移るのです」と書かれている。

裸足でモスクへ来る人がいること、この行為は正しくないことを強調する同通達では、以下のことが触れられていた:「裸足、特に汗をかいた足は絨毯にバイ菌が移る原因となります。このため、モスクへは必ず清潔な靴下で行かなくてはいけません。汗やタバコの臭いが(衣服や体に)染み付いたままモスクへ行くことも、正しい行いではありません。なぜなら、汗とタバコの臭いは人々をモスクで不快にするからです。」

嘗てはモスクの絨毯は2、3年に一度は洗われていたこと、近年になって一枚の絨毯で床一面を覆い始めたことを指摘する同通達では、「これらの絨毯は掃かれて綺麗になっても、洗われていないために清潔ではありません。健康と衛生の観点から、モスクを一枚の絨毯で覆う代わりに、洗える絨毯を床に敷くほうがより良いのです」とされた。

カラギョズ氏が他に注意を促した点は以下の通りである:
「モスクでメッカの方向に時計を掛けることや、アラーム機能付きの時計を置くことは礼拝の神聖さ(神への畏怖の念)を無くしてしまいます。モスクではアラーム付きの時計を置いてはならず、電池式またはネジ巻き式の時計が(正面の、メッカの方向ではない)横の壁へ掛けられなくてはいけません。
モスクでは(携帯)電話の電源を切らなくとも、必ずマナーモード(サイレントモード)にしなくてはいけません。
モスクでは、子供たちを叱りつけてはいけません。
説教やアザーン(礼拝の時刻を知らせる呼びかけ)が行われるときには静粛にし、両方とも静かに聴かなければなりません。アザーンが読まれているときに、コーランを読むこと、説教を行うこと、挨拶を交すこと、話すことや音楽を聴くことは避けなければいません。
モスクでは(礼拝するとき)前の列が一杯になると、二列目がつくられます。前の列に場所があるときは、二列目で止まっていてはいけません。」

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( 翻訳者:西山愛実 )
( 記事ID:17636 )