サルキシャン大統領とギュル大統領、並んでサッカー観戦
2009年10月14日付 Yeni Safak 紙


アブドゥッラー・ギュル大統領とセルジ・サルキシャンアルメニア大統領は、スタジアムの入り口で、トルコサッカー協会(TFF)マフムト・オズゲネル会長、シャハベッティン・ハルプト・ブルサ知事、その他関係者に迎えられた。

欧州サッカー連盟(UEFA)ミシェル・プラティニ会長もこの試合を観戦した。スタジアムのスタンド入口で、マフムト・オズゲネルTFF会長と、トルコ代表担当のレヴェント・クズル氏が、プラティニ会長を出迎えた。プラティニ会長も試合を貴賓席で観戦した。

試合開始に先立ち、トルコ代表で最多得点のタイトルを持つハカン・シュクリュ選手に、マフムト・オズゲネルTFF会長から表彰盾が送られた。トルコ代表ファーティフ・テリム監督も、ハカン・シュクリュ選手を祝福した。

■テリム監督、最後の試合

トルコ―アルメニア試合は、ファーティフ・テリム監督にとっては最後の試合となった。テリム監督は、トルコ代表チームの指導者として、最後となるこのアルメニア戦も含めて92試合の指揮をとった。トルコ代表の監督として、大差を付けて最多出場記録を持つファーティフ・テリム氏の指導の下トルコ代表は、今試合までの全91試合で、勝ち星42、引き分け26、敗戦23という成績を残した。

■ブルサでは8年振り

8年ぶりに、ブルサ・アタトテュク・スタジアムでのトルコ代表の試合が行われた。トルコ代表はこれまでに、公式試合4戦、非公式戦2戦の計6試合をブルサで行っている。この6試合の結果は、勝ち星2、引き分け2、敗戦2であった。ブルサで行われた最後の試合は、8年前に行われたマケドニア戦で、結果は3-3の引き分けであった。

■スタンドから白い鳩

試合前、アタテュルク・スタジアムの客席で、あるサプライズが起こった。トルコ代表がワールドカップに出場する可能性がなかったため、「友好試合」となってしまった対戦の10分前、スタンドから平和の象徴である白い鳩が放たれた。サポーターらは白い鳩が飛ぶのにあわせ、拍手をおくった。

■厳重な警備体制

ブルサ・アタテュルク・スタジアムとその周辺では、厳重な警備体制が布かれた。

この試合のため、警官2500人を始め合計3500人の警備員が任務にあたった。サポーターは、会場に入るために3段階の検査を受けた。チケットが手に入らなかったサポーターは、スタジアムの外で抗議した。

試合開始2時間前に、サポーターを入場させた。しかし、チケット売り場での手違いが原因で、試合開始後にようやく満席になった。スタジアムの入口で、全サポーターにトルコ国旗が配布された。アゼルバイジャンとその他の国旗には許可が下りなかった。これに反して、客席ではアゼルバイジャン国旗がちらほら見られた。

■屋根つきの観戦席でアルメニア国旗

屋根つきの観戦席の左側に陣取っていたアルメニア代表団の一部の人が、大きなアルメニア国旗を広げた。国旗が広げられると、スタンドからはブーイングや抗議の声が沸き起こった。

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( 翻訳者:三村麻衣 )
( 記事ID:17657 )