ギュル大統領「歴史をつくる」―サルキシャン大統領と会談
2009年10月14日付 Hurriyet 紙
アブドゥッラー・ギュル大統領はアルメニアのサルキシャン大統領とアルミラホテルで行った会談で次のような表現を使った。「我々は歴史をつくっているのだ」
2ヶ国の大統領はトルコ代表対アルメニア代表の試合観戦前にブルサにあるアルミラホテルで約1時間にわたる両国代表団会議で議長を務め、その後二者会談を行った。
ギュル大統領がサルキシャン大統領をホテルで招待した食事会の後、2ヶ国の大統領一行は試合観戦のためアタテュルク・スタジアムを訪れた。外交筋は会談が今までにないほどすばらしい環境で行われたとし、2ヶ国の大統領が「まずギュル大統領がエリヴァンへ行き、サルキシャン大統領もブルサを訪れこれに応えることは偉大な指導者的歩みである」と評価したと述べた。2ヶ国の大統領はこの訪問と歩みにより「民衆の前途を開いた」と強調した。
■ここで歴史をつくっているのだ
情報によると、ギュル大統領は会談で要約すると次のような評価を行った。
「我々はここで歴史を書いているのではなく、歴史をつくっているのだ。1年間で大きな進歩が見られた。合意文書に調印することにより法的な基礎を創ったのだ。これからは、法的な基礎に基づいて準備されたこのプロセスを実行に移していく期間となるだろう。とても困難な状況に直面した。我々はこの難しい問題を乗り越えるだろう。これは単に我々の地域、近隣諸国だけではなく全世界が注視し、肯定的に受け止めているプロセスなのだ。全世界が我々に注目している。歴史をつくるのは一つの過程なのであり、1日でできるものではない」
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:17658 )