アレヴィー派礼拝所ジェムエヴィでの殉職兵士葬儀に青信号
2009年10月09日付 Milliyet 紙
参謀本部庁は、アレヴィー派の戦死者の葬儀をジェムエヴィ(アレヴィー派の礼拝所)で行うことに青信号を灯した。アルヴィーベクタシー連盟は、その決定が、ジェムエヴィの法的地位の獲得へ、可能性を開くものであると述べた。
スィイルトで先月戦死した下士官のムラト・タシュ曹長の葬儀がイスタンブルのアリベイキョイのジェムエヴィで行われたが、軍の命令で葬儀が中断され、遺体がモスクに運ばれた事が、人々の反発を招いた。アレヴィー諸財団連盟のドアン・ベルメキ会長は、情報開示法にもとづき参謀本部庁に申し入れ、アレヴィー派の戦死者の葬儀に関して情報を求めた。
参謀本部庁は、10月5日付けの文書で連盟に対し次のように回答した。
「戦士の兵士に対しては、トルコ軍の一体性と統一性、鋼のような意志、決意、なくなった人への敬意を示すために、各地の駐屯司令部により軍式葬儀が執り行われる。トルコ国軍が、戦死者の葬儀において執り行うのは、(葬儀の)軍にかかわる儀礼部分のみである。葬儀における宗教上の務めは、家族の希望によってとり行われる。」
■信仰に応じた儀式でなければならない
アレヴィー・ベクタシ連盟のアリ・バルクズ会長は、参謀本部庁の決定はジェムエヴィが法的地位を獲得する上で、参照されるポイントとなるだろうと述べた。また、ジェム財団のイッゼッティン・ドアン会長は「ジェムエヴィの合法性が、暗に認められた」と述べた。ピール・スルタン・アブダル文化協会のフェヴズィ・ギュミュシュ会長もまた、次のように述べた。「ムラト・タシュさんの葬儀での出来事は不幸なことでした。全ての人が信仰に即した葬儀を行えるようでなくてはなりません。」
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:17662 )