ウルス広場のアタテュルク像、悲惨―金ぴかの次は焦げ茶色
2009年10月17日付 Milliyet 紙

金色に塗装されたウルス広場のアタテュルク像の清掃作業が行われた。しかし元の色には戻らなかった!

アンカラ広域市はウルス広場の歴史的なアタテュルクのブロンズ像の上に付いた鳥の糞の清掃を望んでいたが、清掃会社は市に「気に入られよう」としてこの像を金色に塗装していた。清掃作業が完了し大部分の金色の塗装は取り除かれたが、元の色を失った像は今度は汚らしい茶色になった。
アンカラ広域市当局による、10月13日のアンカラの首都制定記念日を前にしたウルスのアタテュルク像清掃依頼は悲惨な結果に終わった。

■50人のグループによる清掃
広域自治体の定期清掃と修繕作業を行っているセルキム清掃社は、像のところどころ黄ばんだ部分を基に、82年の歴史を持つ記念碑を、元の色であると考えた金色に塗装した。
この失態が明らかになったあと、広域市の都市美観課の監督のもと50人の作業グループが作られ、像の修復作業を始めた。このグループのなかにはセルキム清掃社の社員も含まれていた。

■足が石灰のように…
この作業チームには4人の彫刻家も技術的支援を行った。作業の結果、像の金箔の色は大部分が清掃されたが、今回も像の汚らしい茶色になってしまった。金箔の色は今でも一部に残り、アタテュルクが乗る馬の左後ろ足は所々石灰のような色になった。責任者たちは、清掃作業がアブディ・イペキチ公園の「手」の像や人権記念碑も手掛けたメティン・ユルダヌル氏の監督のもと行われたと話した。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:17679 )