MHPバフチェリ党首のPKK投降評「連中は、メッカ巡礼団かい」
2009年10月21日付 Milliyet 紙
民族主義者行動党党首「この愚行の企ては黙許するよう望まれた一連の愚行の一つだ。PKKがトルコにではなく公正発展党がPKKに投降したのである。
民族主義者行動党のデヴレト・バフチェリ党首は、イラク北部のカンディル、マフムル・キャンプから訪れた34人のPKKグループについて、「メッカから帰還した巡礼団ではなく、手に赤子の血が付いた裏切り者のテロリストたちだ。この愚行の企ては黙許するよう望まれた一連の愚行の一つだ。PKKがトルコにではなく公正発展党がPKKに投降したのである」と話した。バフチェリ党首は、昨日(20日)民族主義者行動党グループ会議において、トルコの危険なラインが完全にかき消されたと主張し、以下のような主旨の内容を述べた。
■ 武器を誰が手放した
PKKに属するテロリストたちを(迎えるべく)多くの受け入れ委員がテントを張り、まるでマーチと歓喜の歓声と共に迎えられたことは、公正発展党の思考の産物だ。拍手により迎えられた者たちはメッカ巡礼から帰還した巡礼団ではない。外国から完全に帰国した国外居住者ではない。外国の国土において名誉とともに国民を代表したトルコ兵の部隊などでは決してない。彼らは、手に赤子、母親、女性、殉職者の血の付いた、武器に無罪の何千もの国民の血を塗りつけた残虐なテロリストたちだ。政府が問題解決の名を付けた背信に対し未だに耳を傾ける者たちに問う。ここ最近の背信の舞踏会において、武器を誰が手放したのか理解している者はあなた方の中にいるであろうか。投降した者らに降伏、後悔、罪の感情や国民に対し恥じ入り赤面するようなことがあるであろうか。昨日犯した大虐殺を明日はしないだろうとする品行や改善の兆候があるであろうか。
■ 背信と、忌わしい行動
この愚行の企ては、エルドアン首相の作品であり、まるで問題解決策の典型的な結果のようだ。黙許するよう望まれた一連の愚行の第一がこれである。これはPKKの投降ではなく、公正発展党が我が国内で投降したことを示す歴史的醜聞、背信、忌わしい行動の企てだ。PKKがトルコにではなく、公正発展党がPKKに投降したのである。テロリストらの先陣は、問題解決策の熱愛者である首相と抱き合うため計算している。
■ アメリカ合衆国へ報告を行う予定
首相はこの計画を、志願して大西洋の向こうから受け取った。2009年におけるEU進渉報告によりクルド問題解決の展望図が描かれた。詳細を話し合うため10月29日に首謀者と面会する予定である。
■ 国家安全保障評議会へは誰が入るべき?
(アブドゥッラー・ギュル大統領による対立野党党首の国家安全保障評議会への加入提案について、ある新聞記者が質問したことを受け)親愛なる大統領が、主要な野党との対話を、自身の意見として提示したという点から重要と考えられ得る。しかしタイミングという点では対話に野党を招くことが、(クルド問題解決策)参加協力を得るための方途と考えているのなら、ハサン・ジェマル氏やジェンギズ・チャンダル氏がより適当である、と考えている。
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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:17711 )