民主市民党幹部からも投降歓迎に批判「戦闘服でVサインはいけない」
2009年10月24日付 Zaman 紙

民主市民党(DTP)から党議会議員に選ばれているエサト・ジャナンは、ザマン紙に対し、34人のグループのトルコへの帰国に際し起こった光景に関する最初の批判を行った。ジャナン氏は、同様の批判を続け、今後は慎重に行動することを求めた。

ジャナン氏は、何年もの間山にいた人々とその家族が喜びを感じることは自然であるとする一方で、これを勝利のショーに変えることは無意味であると述べた。ジャナン議員は「私は人々が山での戦闘服でやってきてバスの上でVサインをすることには決して賛成しない」と述べた。
エサト・ジャナンは、この過程において起こったことを次のように要約した。「これは勝利ではなく、勝利と見なすことはできない。しかしもしこの国において平和が実現されれば本当にこの国の勝利となる。民主主義が発展し、平和と統一が獲得されればその時には皆の勝利となる。とはいえ、本当の勝利は、争いの終結である。争いの終結はトルコにとって重要である。これはトルコの行く先を開くだろう。」

■そこで起こったことに賛成しない
ジャナン氏はこの過程(投降)において7200万の人々の感情に注意を払うよう求め、特にトルコ西部に暮らす人々の敏感な感情に注意することが必要であると指摘した。ジャナン議員は、「DTPは無責任に行動することも義務から逃げることもできない。そのためDTPが善意をもって努力しているにも関わらずその後の誤解される振る舞いが問題となっている。しかし責任はDTPにのみ着せられるべきではない。これは皆の責任である。バイカル共和人民党党首は、ある発言で「彼ら」と述べたが、これは明らかに分離主義である。DTPはもう長い間国の分裂など意図しておらず、クルド問題の民主的環境での解決を求めている」と話した。エサト・ジャナンは、政府の民主的解決についての努力を評価する一方、次のように批判する。「クルド問題解決に関してなされるべきことは、第一により勇敢にふるまって法的な土台を整えることである。私たちはこの過程において、現行法を施行することでは、目的に達することはできない」

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:17734 )