宗務庁の会議で、“男女”平等に関連して、スカーフが生活のあらゆる場面で着用自由となるよう(社会)感情の醸成することが決定された。
宗務庁によって催された第4回宗教会議において、スカーフ(着用)に対する生活のあらゆる場面で自由が要求された。10月12日から16日の間に催され、“社会問題に対する宗教と信心”という題目が議論された会議の決定が発表された。
決定において、イスラムはジェンダーにおける本質的な差別を決して肯定しないことが強調されつつ、以下のように述べられた。
「文明世界において、文化や言語、民族的出自、性別、宗教、宗派そして信仰は、信仰が要する生活スタイルや服装により、何人も、特に女性たちにとりいかなる権利の剥奪も生ずるべきではない。この点において、学校教育やそれ以外の教育現場で差別を受けずに、すべての人々が、特に女性たちが教育と教育を受ける権利を保障されることや、あらゆる権利の侵害に対し、特に女性の権利や女性に対するあらゆる種類の差別の防止や女性に向けられた暴力、家庭内暴力、女子教育といった件について、(宗務)庁は社会感情の醸成に配慮すべきである。」
決定の内のひとつは宗教言語に関するものであった。「所々弱体化した、または行き詰ったと考えられるこの言葉が、現代において対応語を見つけるべく刷新する必要がある。そして宗務庁はこの件において任務を果たすべきである」ということが述べられた。モスクにおいて女性や子ども、若者たちを対象としたプログラムが催されることや、モスクで特に学生たちが利用できるような図書館や学習室が作られることの必要性が主張された。
性的行為の逸脱が「世間で不安をもたらすような形で広まる傾向」を見せているとし、以下のような見解が示された。「信心は、人間の本性に対して、ムスリムの属性がいかなる形でも受け入れられないあらゆる種類の性的行為の逸脱に反対し、社会が満足いくレベルで啓蒙されるよう先導すべきであり、目的の如何を問わず、しっかりとした形で問題克服しようとの取り組みに対し支援がなされるべきである。」
会議では憲法第24条にもある宗教教育が義務教育とともに始められることや、授業が専門教員によって行われることに対するあらゆる種類の取り組みが支援されることも決定された。
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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:17831 )