トルコ弁護士協会、盗聴問題に抗議声明
2009年11月17日付 Milliyet 紙


トルコ弁護士協会は、司法関係者に対する盗聴問題に対して抗議し、昨日新聞に抗議声明を掲載した。

トルコ弁護士協会は、この声明で、「しだいにエスカレートし司法トップにまで及んだ盗聴問題は、憲法や法律、我々が支持する国際法に適うものだろうか?」と問いかけた。

声明では、政権与党による司法の独立をなきものにしようとする身勝手なやり方が、法治国家の基礎を揺さぶりかねない程度に達し、「権威主義的システム」となっているとされた。そして、社会を恐怖に陥れ、治安をおびやかすような盗聴が、司法界のトップや検事総長、政府の気にいらない決定をした判事、専門機関関係者、弁護士にまで及んでいると糾弾した。

■携帯電話を記念碑に置くデモンストレーション

アンタリヤ弁護士会メンバーたちは、司法界の人々や最高裁の最高裁判官たちが盗聴されたことに抗議をするために行なったデモンストレーションで、サードゥッラー・エルギン法相の辞任を求めた。新しい裁判所にはアタテュルク記念碑がないため、旧裁判所まで行進をした弁護士たちは、抗議の意味をこめて、自分の携帯電話を記念碑に置いた。

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( 翻訳者:牧史織 )
( 記事ID:17896 )