偽造酒製造グループ逮捕、「酒は高級ホテルに売った」、
2009年11月26日付 Milliyet 紙
イスタンブルで逮捕されたマフィアは偽造酒類を高級レストランへ売ったと供述している。マフィアは酒瓶をゴミ箱から集め、その中に偽造酒を入れたことが明らかとなった。
砂糖を製造するといって購入したアニスや液体香料で偽造酒を製造し、アンタリヤの高級ホテルへ販売したとされる29人のマフィアが逮捕された。
警察の金融犯罪対策チームは、毎年恒例の新年祝賀の前に、偽造酒類製造が増加するのをうけ、4ヶ月前から動き始めた。追跡捜査の結果、2009年11月23日にアンタリヤ、ブルサ、イスタンブルの14郡のうち4郡で、製造工場を含め、30の別々の住所に対して捜査が行われ、29人が逮捕された。
自宅・職場の捜査で2,957本の偽造ウィスキーとウォッカ、197,987枚のラベル、205,831本の空瓶、36,615個の栓、何千ものTAPDKの文字やロシア語が記載されたラベル、栓を締めるための器具2個、何千リットルものアルコール、5キロのアニス、2個のアルコール計と着色料が発見された。ウォッカの瓶の中を見ると、目に見えるほどの沈殿物や毛髪があった。捜査幹部は、不衛生な環境で製造されたこれらの製品は人体に有害で、死亡する可能性もあると明かした。マフィアメンバーは製造した合成酒をゴミ箱から集めた空瓶に入れたことも明らかとなった。
容疑者らは偽造酒類をイスタンブルの飲食店、アンタリヤの高級レストランへ売ったと供述している。
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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:17952 )