今日からクルバン・バイラム(犠牲祭)―やってはいけない10つのこと
2009年11月27日付 Zaman 紙
そろそろバイラムの礼拝がすんだ頃ですね。まもなく、家族そろっての朝ごはんの時間となります。そのあとには、「どきどき、わくわく」が待っています。犠牲の羊が切られ、肉が困っているひとたちに分けられます。
このように、犠牲祭でなすべきことはだいたい決まっています。でも、この他に、「やってはいけないこと」というのもあるのです。携帯メールをださないこと、バイラムをただの休日だと思って寝てしまわないこと、バイラムのプレゼントといって度を越したものを贈らないこと、大丈夫大丈夫といって切ったばかりの肉を食べ過ぎること、などなどです。
■キスしないこと
今年の犠牲祭は、豚インフルエンザの流行にあたっています。ウイルスは、とくに手から手へと広がります。このため、頻繁に手を洗わなくてはいけません。ヤヴズ・ハイカル先生は、「バイラムで、(目上の人の)手にキスをし抱擁するときには、よく考えてください。ウイルスは、手から手へと最速で広がり、手についたウイルスは8時間、生きています。」
■携帯メールはださないこと
ショートメールをかくのではなく、愛する人には電話をしましょう。バイラムではいつも、おもしろいメールをもらいます。しかし、ショートメールを山のようにもらうため、携帯のメモリーはすぐいっぱいになってしまいます。このため、一部のメールは読まずに消されてしまいます。ショートメールを送るくらいなら、愛する人には電話をし、心をこめて肉声でバイラムのお祝いを言うほうが、ずっと意味があります。
■混雑する場所にはなるべくいかないこと
バイラムではどうしても込み合う場所にいることになります。今年は、豚インフルエンザのことがありますから、いつもより注意しなくてはいけません。用がないなら、ショッピングモールや繁華街にはいかないことです。込み合った、喚起の悪い場所にはいない方がいいです。とくに妊婦や子供たち、お年寄りや慢性疾患の人は注意してください。
■犠牲動物の肉を、切ってすぐたべないこと
栄養学の専門家は、何日かおいた肉の方が、より健康的で味もいいといっています。栄養士のエダ・オヴァジュクさんによると、「肉が柔らかくなり、肉のなかの一部の細菌がなくなるには、2日はかかります。新しい肉は、硬いので、なかなか焼けません。とくに、煮込みをおいしくつくるには、肉をしばらくおき、それからよく火が通るように、小さく切らなくてはいけません。」
■バイラムを休日だと思って寝ていないこと
バイラムは、特に都会では、ただの休日といった感じになっています。しかし、このバイラムの最大の特徴は、社会的な活動をすることにあります。この「社会的な活動」の基礎には、「バイラムの挨拶」の伝統があります。この伝統を守っていきましょう。
■だされたものをみんな食べないこと
自家製のヴァクラヴァ、ケーキ、パイ・・といっているうちに、食べ過ぎてしまいます。栄養士のエメル・ウヌトゥマズさんによれば、「ヴァクラヴァをはじめ、小麦をつかってつくるお菓子が主である(お客に言った際にだされる)ふるまいは、人々の健康に有害です。糖尿病の疑いのある人は、バイラムでも普通の食事を飛ばしてはいけませんし、甘いお菓子は進められても断らなくてはいけません。ミルクでつくるお菓子や果物のお菓子なら、かまいませんが。」とのことです。
■犠牲動物のと殺場では、衛生第一
今年、犠牲動物と殺場では、豚インフルエンザの影響で、衛生対策が強化されました。と殺場の決まりにしたがってください。犠牲動物を切ったあと、肉だけでなく、家からもってきた包丁、まな板のような道具も、特に注意して洗ってください。
■このバイラムが最後のバイラムとならないように
バイラムで、遠くに訪問にいくこともあるでしょう。スピードのだしすぎに注意し、交通規則を守りましょう。イスタンブル、アンカラ、イズミルでは、バイラム初日は公共交通機関が無料です。バイラムで道が込むことを考え、こちらを選ぶのも選択肢です。渋滞にまきこまれずにすみません。それから、交通情報をみないで家をだないようにしましょう。
■怒らず、いらいらせず!
バイラムでは、何があろうと、いらいらしたり、怒ってはいけません。よき心と祈りの気持ちをもって、気を張っていましょう。バイラムでは、しばしば夫婦の間で、「どっちの実家に先にいくか」でけんかがおきますが、そんな喧嘩はやめましょう。
■決まった場所以外では犠牲動物を切らないように
毎年、町のまんなかで犠牲動物が切られ、望ましくない光景がみられます。市役所がきめた場所以外で犠牲動物を切った場合には、1000TL(5万6千円)の罰金があることをお忘れなく。
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:17956 )