二重の「聖なる日」―トルコ各地の犠牲祭初日の金曜礼拝風景
2009年11月28日付 Yeni Safak 紙


犠牲祭は、イスラーム世界で大きな喜びを持って迎えられた。犠牲祭初日が金曜日と重なったことにより、モスクは人であふれ返った。犠牲祭の訪問が行われた。年長者の手にキスをし、子どもたちは大喜びだ。犠牲動物センターでは、熱気が止むことはなかった。人々は、あらかじめ行政が定めた犠牲動物の屠殺場を選び、いくつかの例外をのぞけば、望ましくない光景はみられなかった。

犠牲祭はイスラーム地域をひとつとした。犠牲祭において、モスクは、犠牲祭初日の朝の礼拝の後、お昼に再びあふれ返った。朝の時間帯に犠牲祭の礼拝をおこなった人々は、犠牲祭が金曜日とぴったり重なったことで、昼の時間帯も金曜礼拝のためにモスクへ押し寄せた。

■モスクは満杯

読み上げられる説法を聞いた人々は礼拝の後、祈りを捧げた。ファーティフ・モスクでは数千人が集った。子供からお年よりまでモスクを大勢の人が訪れ、その一部は礼拝を中庭でおこなった。

■金曜日を喜ぶ

犠牲祭初日が金曜日と一致したことで、二重の祭りとなったと説明する人々は、(これから)犠牲祭の(親戚)訪問にいくと説明した。犠牲祭の礼拝の後、犠牲動物を捧げたと語るケマル・オザスランさんは、「全ムスリムの犠牲祭を祝います。金曜日の礼拝と犠牲祭の礼拝を一緒に行いました。これから挨拶にいきます。」と話した。

■静かに過ぎた

犠牲祭の礼拝を終えた人たちは、親戚を訪問した。年長者の手にキスをし、子どもたちはお菓子、チョコレートと小遣いをもらって喜んだ。動物販売・屠殺センターは、犠牲祭の初日、大変混み合った。犠牲動物のため、熱気ある値段交渉が行なわれた。人々の多くは、犠牲動物を屠るため、役所が割り当てた場所を選んだ。このことは、望ましくないイメージが発生するのを、概ね防いだ。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:17964 )