ダヴトオール外相「EU加盟実現は2023年」
2009年11月30日付 Zaman 紙

アフメト・ダヴトオール外相は、トルコのEU加盟は2023年に実現化しているだろうと語った。

犠牲祭休暇を家族と共にアフヨンカラヒサル・コレル温泉ホテルで過ごしたダヴトオール外相は、メヴレヴィ・モスクとスルタン・ディヴァニ・メヴレヴィハーネ博物館を訪れた。
同氏は、メヴレヴィハーネ博物館訪問の終わりに記者に対し、ニューズウィークで報道された情報による誤解を避けるため、説明を行った。

その場で「2023年にどのようなトルコであるとお考えですか?」という質問がされたと明らかにし、「そこで、私たちは2023年に国内では積極的に、近隣国とは平和的・経済的に統合しています。EU加盟を実現し、全世界的な問題で積極的に、世界トップ10の経済に入るよう考えていますと答えました。EU加盟のため2023年を待つことはないでしょう」と述べた。

ダヴトオール氏は以下のように続けた:
「2023年に加盟が実現しているはずとあの場では述べました。2023年を待つ、2023年に加盟するという意味合いではなく、それより以前にこの加盟を実現化することを考えています。そのため、私たちの外交政策では基本的に、国内・周辺地域で平和を構築することであり、(つまり)バルカン、コーカサス、中東で、また全世界にこの意味でトルコの歴史的使命として平和を広めることです。これが私たちの課題のすべてです。」

同氏はこの一環で北キプロス・トルコ共和国のメフメト・アリ・タラート大統領とアンカラで会う予定だと明らかにし、以下のように述べた:
「私はここからアンカラに向かい、彼と会談を行います。明日欧州安全保障協力機構の会議に参加するため、ギリシャに向かいます。すぐその翌日、2日後のNATO外相会議のため、ブリュッセルへ行きます。その後首相とともにアメリカへ出発します。そしてバルカンを歴訪します。同じような具合でわが国は今の外交姿勢を続けます。」

犠牲祭のためアフヨンカラヒサルを訪れた後、アフヨンカラヒサルの人々を治癒させた温泉でいくらか癒され、幸せを感じたと述べたダヴトオール氏は、「この種の任務を進める誰もがそうであるように、私も軽い腰痛がありました。アフヨンカラヒサルは温泉の効能で知られています。そのためここを選びました。特別な不快感はおかげさまでありません。しかしここに滞在するにあたって、アフヨンカラヒサルは実は私にとって非常に関係のある街と申し上げましょう。私の妻もアフヨンカラヒサル出身です。そのためここには親戚がいます。彼らを訪ねる機会になりました」と述べた。

メヴレヴィ・テュルベ(墓廟)・モスクがアフヨンカラヒサルだけでなく、トルコで最も重要な歴史的・精神的の建造物の一つであると述べ、以下のように述べた:

「私の出身がコンヤであることをお考えいただくと、コンヤとアフヨンカラヒサルを結ぶ最も重要な精神的な架け橋はスルタン・ディヴァニとこのメヴレヴィ・テュルベ(墓廟)・モスクです。そのためここを私たちみなが保護しなければいけません。もっと時間があれば、アフヨンカラヒサルの他の場所、ウル・モスクやムスリ・モスクも訪れる機会があったのですが。」

ダヴトオール氏は、3ヶ月で70カ国を訪れたことは外相として自然な結果であると述べた。またすべての外相がこのような困難と向き合ったわけでないと述べ、トルコのような歴史的に起源が多様で、地勢上の責任や地理的範囲が広い国の外相はこのように(外遊で)多忙を余儀なくされることに触れた。

こうした職務を行うことに誇りを感じると述べたダヴトオール氏は、「これは私たちが国に負っている当然の責務です。その点から、責任を欠いたことや負担と見ないことが必要です。今後必要ならば、より多くの国をより短時間で訪問するつもりです」と述べた。

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( 翻訳者:白石百合子 )
( 記事ID:17977 )