ハマースとイスラエルの捕虜交換交渉に進展ありとの情報
2009年11月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ ハマース代表団、捕虜問題について協議するためガザへ帰国

2009年11月27日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ダマスカス、ガザ:本紙カーミル・サクル、アシュラフ・アル=ハウル】

 木曜日、イスラーム抵抗運動ハマースの高官筋は、捕虜交換に関する交渉は犠牲祭後に再開されると発表し、「〔パレスチナ武装勢力に拉致されているイスラエル兵〕シャレット問題に関する交渉は犠牲祭後に再開される予定だ」と明言した。犠牲祭の期日は金曜日である。

 有力幹部マフムード・アル=ザッハール氏が率いるハマース代表団は、ハマース政治局長のハーリド・マシュアルが議長を務める幹部会合に参加するため、ダマスカスを訪問していた。会合の目的は捕虜交換問題に関する「新たな提案」の協議だったが、同筋によれば、すでにカイロ経由でガザへ帰国したという。ここ数日、捕虜交換問題の交渉に目立った進展があり、数日中に交渉成立に至るかもしれないとの声明が続けざまに発表されていた。

 フランス国籍も持つシャレット兵士(23才)は2006年6月25日にガザ地区近郊でパレスチナ武装勢力によって捕らえ、ハマースは彼の解放の見返りとして、数百名のパレスチナ人囚の釈放を要求している。その中には、西岸地区のファタハ幹部であるマルワーン・アル=バルグーティーも含まれている。
(後略)

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( 翻訳者:飯田桃子 )
( 記事ID:17996 )