ユダヤ人入植者が入植活動の一時凍結に抗議するキャンペーン展開
2009年12月03日付 al-Hayat 紙

■ 入植者ら、入植地建設活動一時凍結を阻止するためキャンペーン開始

2009年12月03日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面

【ラーマッラー:ムハンマド・ユーニス】

 ヨルダン川西岸地区の入植者らは昨日(2日)、入植地建設を10ヶ月間凍結するというイスラエル政府の決定を撤回させるべく大規模なキャンペーンを開始した。この間、既に入札が行われた入植住宅3,000戸の建設が進められ、年内の建設作業は継続する。

 このキャンペーンではデモや、パレスチナ人住民や彼らの財産を狙った襲撃や、個別の住宅建設停止という政府の命令への反抗が行われた。ナブルスでは、南部のハワーラ検問所前の「ブラハ」入植地から入植者数十人がデモに参加した。また、パレスチナ人の乗った通りがかりの自動車に対して石を投げつけた。目撃者によると、兵士らが検問所を暫くの間閉鎖し、襲撃を行った入植者2人を逮捕した。

 ナブルス東部の「エロン・モレ」入植地の入植者らは昨日、泉を占拠し、近隣の村々の住民がそこに来ることを妨害した。ナブルスの土地防衛委員会の活動家ガッサーン・ダグラス氏は、「入植者数十人がデイル・アル=ハタブ村付近の泉を占領した。これは、イスラエルの法廷で入植者の泉の周辺への進入を禁止する判決を村民が勝ち取った後に起こった」と説明した。

(後略)

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( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:18006 )