ガーズィアンテプで結婚のための学校開校
2009年12月06日付 Zaman 紙

ガーズィアンテプで健全な結婚のためにシャーヒンベイ市によって結婚のための学校が開校された。

シャーヒンベイ郡庁、ズィルヴェ大学、シャーヒンベイ市が中心となって設立した学校に、婚約したカップルが招かれている。若者達はここで、ズィルヴェ大学の先生から教育を受けることになる。

結婚の重要性を教える授業の後、若者達には結婚免許証が与えられる。最初の段階では婚約中のカップルが参加する結婚学校だが、数週間後には結婚したカップルの受け入れも予定されている。

学校の紹介のために市民がシャーヒンベイ市に招かれた。シャーヒンベイ市立文化センターで行われた説明会に市民は興味を示した。

学校について説明を行ったメフメト・タフマズオール市長は、市の仕事は道路や公園、歩道を作ることだけで成り立っているのではないと指摘した。

社会プロジェクトにおいても市民にサービスを提供することは市の仕事内容に含まれることを強調したタフマズオール市長は、この枠組みで社会的なたくさんのプロジェクトをシャーヒンベイ郡庁及び市民団体とともに実施していると述べた。

タフマズオール氏は結婚という制度を重視しているため、結婚学校を開校したと述べた。タフマズオール氏はまた、「結婚するためにやってきたカップル達は重要な人生の旅にでるというのに、そのための準備ができていない。このことに関する教育を受けない者は、コンピューターを使うためにでさえ何カ月もクラスに通って講習を受けるのに、生涯の旅ともいえる旅に出る準備をするときに、これに関する教育を受けられずにいる。若者世代に結婚に関する知識を教えたいと我々は望んでいる。我々の計画はズィルヴェ大学の学長アドナン・クサ教授と、シャーヒンベイ郡長のアリ・チュナール氏とも共有した。彼らの支援を受けながら、この事業を始めた。」と語った。

結婚する予定のカップルはズィルヴェ大学の先生達の講習を受けると述べるタフマゾール氏は、「授業の目的は若者達の人生の準備をする手伝いをすることだ。結婚の学校と言うと、人々は“男性に女性を、女性に男性を世話するということか?”と言う。この学校は結婚の仲介機関ではない。結婚するために市に申し出た婚約中のカップルを教育するものだ。これ(婚約中のカップルのみを対象にすること)は初めのうちで、おそらく今後既婚のカップルも受け入れることができる。この学校は役に立つと信じている。」と説明した。

ズィルヴェ大学学長のアドナン・クサ教授は素晴らしいプロジェクトが始動したとする。

クサ氏は「我々も大学として背負う義務を最もよい形で果たしたいと望んでいる。結婚は家族の結束にとって重要な事柄である。この学校も家族の結束の大切を考慮して設立された。授業の終わりには若者達へ結婚免許証が与えられる。大学として機関や団体に協力している。社会的な目的のあるプロジェクトに学術的な面で支援できればと考えている」とコメントした。

シャーヒンベイ郡長のアリ・チュナール氏も、タフマズオール市長が市の重要な問題に注意を引くために努めているとし、「他の機関や団体との協力や団結に努めている。私はそれらを祝福する。市民もそれに応えており、彼らにも感謝している」旨述べた。

国民的・精神的な価値を伝えたいと望むチュナール氏は、これが行われるのもまた、結婚学校であると強調した。

チュナール氏は、「若者達をこの学校へ招待します。知識を持たず準備が整っていない若者達ははやくも最初の数カ月で問題に直面する。この学校で得た知識で、より健全な結婚ができると信じている。社会の中では、母親と父親の役割はとても重要だ。母と父の候補者である若者達自身も自らを育てていく必要がある」との見解を示した。

講演の最後には市民との質疑応答が行われた。

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( 翻訳者:猪股玲香 )
( 記事ID:18020 )