建国38周年を迎えたUAEに経済危機が暗雲
2009年12月03日付 Al-Ahram 紙

■ 経済危機がアラブ首長国連邦の建国記念式典に暗雲
■ 国連、来年の世界経済の回復は脆弱との見通し

2009年12月03日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ドバイ、世界各国の首都:通信各社】

新たな経済危機が昨日行われたアラブ首長国連邦(UAE)の建国38周年記念式典に影を落とした。詳細を公表するにあたって求められる透明性が十分に確保され、グループの債務返済計画の建て直しについて早いうちに話し合いが行われていたならば、危機の影響はより少なくなっていたはずだと言われる中、ドバイ・ワールド・グループの債権者委員会が設置された。

建国記念の祝日のためにUAEは一時的に平穏な状況に覆われ、金融市場の動きも停止する中、ドバイ・ワールドの債権者は、返済方法や260億ドルの負債の返済計画、〔ドバイ政府が返済延期を求めた期日である〕来年5月30日より前の返済などの調査にあたる特別委員会を結成した。

ロイター通信社が匿名の情報筋から得た情報によると、委員会のメンバーにはスタンダードチャータード銀行やHSBS、ロイズ銀行、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドの代表者たちに加え、ドバイ国立銀行、アブダビ商業銀行というUAEの2行が入る。同じ筋によると、債権者委員会の最初の会合は来週に開催される予定。

 湾岸地域および世界の金融市場から様々な情報が飛び交う中、金の価格は昨日も情報を続け、1オンスあたり1215.85ドルという前例のない高値を記録した。安全な投資先として、金の価格はさらに上昇を続けるとの予測が広がっている。

 前向きの材料としては、国連の報告書が2010年の世界経済の回復を予測し、世界の成長率は2.4パーセント上向くとしている。だがこの報告書は、待ち望まれる回復は当初は弱く脆いものとなるだろうとも警告している。

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( 翻訳者:久田理恵 )
( 記事ID:18045 )