エルドアン首相、イスラエルを警告「領空侵犯は認めない」
2009年12月10日付 Radikal 紙

エルドアン首相は、イスラエルがイランの偵察目的で、トルコ領空に侵入したといううわさを否定した。これに対しエルドアン首相は、そんなことがあれば、イスラエルは「地震」のようなリアクションに見舞われることになる」と警告した。
エルドアン首相は、著名なエジプト人新聞記者フェフミ・フワイディとのインタビューで、イスラエルがスパイ目的でトルコ領空に侵入したといううわさを否定し、イスラエルが同目的でトルコ領空に侵入した事実はないと話すエルドアン首相は、仮にそのようなことがあれば、深刻な問題が起こると述べた。
「(イスラエルは)地震のようなリアクションを受けることになる」と話すエルドアン首相は、イスラエルのリーダーたちに、トルコとの関係を「第3者への攻撃のための切り札として使わないよう」要求した。


■トルコ政府は「無関心」ではいられない

エルサレム・ポスト紙に掲載されたインタビュー記事でエルドアン首相は、トルコが中立的な立場ではないこと、また、無関心ではいられないことを述べた。
エルドアン首相は、ガザ侵攻に触れた際にも、イスラエルがガザ地区の人々を一掃した後にトルコとの合同演習ができるなどと期待してはいけないと述べた。トルコ政府の対イスラエル政策は有権者により支えられていると強調したエルドアン首相は、「ガザ地区への侵攻で非常に傷つけられたトルコ国民の心境には、どうやっても太刀打ちできないであろう」ことも強調した。

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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:18049 )