イスタンブルで大雨、トルコ全土で大荒れの天気つづく
2009年12月18日付 Milliyet 紙


イスタンブルを突然見舞った大雨は激しさを増している。大雨と同時に激しい風も猛威を振るったためイスタンブル市民は時折厳しい時間をすごした。この雨のため国道E-5号線クムブルガズ地点で洪水が発生した。

道路が原因でエディルネ方面への交通は約2時間単線通行となった。
道路では数台の車輌が動けなくなった。これらの車両は消防隊が救出した。

■ エセンレルのバスターミナル浸水

イスタンブルで猛威を振るった大雨は洪水の原因となった。大雨のためにイスタンブルのエセンレルのバスターミナルが浸水した。数台の車輌は階下の通路で動けなくなった。バスでさえも水位の上昇のため進むことができなかった。周囲の店舗の小売業者らは溢れ出た水が店舗に入らないようにと自衛策を講じた。

マンホールの蓋が飛んだことも水がさらに溢れることの原因となった。商店が浸水した修理工のヒュセイン・ススケセンさんとタフシン・タルさんは、水が下水道の蓋から突然に溢れ、少し後に二度目の炸裂音が聞こえて再度水位が上昇してこのような状態になったと話した。商店が浸水されてしまった関係者らは「店で働いていたら突然水位が上昇しました。地面が沈むことで水の流れがさえぎられました。市のボートが我々を救ってくれました。ボートで70人が救われました。物質面での損害はひどいもんです。はっきりわからないけど、水が引いたら見に行きます」と述べた。

バスターミナルのメフメト・テキン副所長は、「大損害をもたらすような大雨ではありません。ここでは数年来、猛威を振るう大雨が発生しています。死者が出た前回の大災害でさえもここでは問題はありませんでした。今回の原因はテラズィデレ地区のアイヴァルデレ集水場が塞がれていることによるものが一因です。旅客を運ぶ分には何の問題もない。ただ、塞がれている場所を開けない間はこのような問題があるらしいです。イスタンブル水道局(İSKİ)はアイヴァルデレ集水場と名付けています。バスターミナルの下に大きな水路が通っています。バスターミナル外のある地区で決壊したといわれています。死者が出るような災害ではありません」と語った。

■ 日曜日にイスタンブルで降雪

気象予報によれば日曜日にトラキアで大雪が見込まれる。

日曜午前からトラキア全域とイスタンブルで強い雨が見込まれるが、これは18時以降からは雪に変わるだろう。エディルネ、クルクラレーリ、テキルダー全土で大雪となるだろう。

日曜日夜から月曜日にかけて降雪が続くと見込まれるが、イスタンブルのシリブリとチャタルジャ等の離れたところの郡でこの地区の自動車道に影響を及ぼすことが見込まれている。日曜の夜間以降トルコに及ぼす寒気と降雪は現在のところルーマニアとその周辺に及んでいる。寒気はまずギリシャの内陸地域に、その後トラキアに達する見込。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:18098 )