EUがそんな決定を下したせいで、トルコは気が変になりそうです。アフメト・ダヴトオール外務大臣は、この問いに対するEUの回答を待っている。
EUは、セルビア、マケドニア、モンテネグロ国民対象に、昨日(21日)からヴィザを免除した。しかし、加盟国会議ですら話題に上がらなかったセルビアに対してEUがヴィザを免除したことは、トルコの反感を買った。アフメト・ダヴトオール外務大臣は、「トルコの進展はないのに、セルビアに対してこのような特別扱いするのは認め難い」と言った。
■ セルビア、マケドニア、モンテネグロ
EU加盟候補国候補である上述三国のバルカン国民らは、これ以降、ヨーロッパにヴィザなしで行くことができる。すでに祝宴が行われており、「ヴィザいらずの観光」を喜び合っているところである。しかしドイツのディ・ヴェルト紙は、「EUによる三国のヴィザ免除がアンカラで多大な反感を買った」と書いた。同紙は、トルコもEUに同じ要求を出すだろうと主張した。
同紙の記事によると、トルコはEUとの議論で、ヴィザを免除した国々よりもずっと発展していると述べ、50年間、EUに加盟するために努力してきたことを強調する考えである。
同紙はアフメト・ダヴトオール外務大臣の反応にも言及している。
記事には、EUが一部バルカン諸国に対してのみヴィザを免除したことを同大臣が批判した、とあった。
とりわけ外務大臣が「『加盟への第一段階』で議論も始まっていなかったバルカンの国々にシェンゲン協定が適用されたのに、トルコに認められていないことは、EUとの関係の進展状況を考えると認め難い」と発言したことが強調されている。
EUは、三国のヴィザ免除によって移住の波が起こるとは予期していない。旅費や、従来のヴィザ修得の難しさのため、セルビアでは7割の人がパスポートを持っていない。
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( 翻訳者:木村納菜 )
( 記事ID:18119 )