イラン、原油埋蔵量ランキングで順位後退
2009年12月15日付 Mardomsalari 紙

イランは長年、サウジアラビアに次ぐ世界第2位の原油埋蔵量を誇る国であるとされてきた。しかしOPECの公式ウェブサイトが発表した最新の統計によると、イランの順位はベネズエラに次ぐ3位に順位を下げたことが分かった。

 イラン学生通信の報道によると、OPECは2008年末までの最新の統計に基づいて製作した表・グラフを発表し、その中でサウジアラビアは世界全体の原油埋蔵量の25.8%程度にあたる2640億バレルの確認原油埋蔵量を有し、世界最大であるとした。

 イランは長年にわたって世界第2位の原油埋蔵量を誇る国として知られてきたが、これに対しOPECは、ベネズエラが1720億バレル(世界全体の原油埋蔵量の16.8%)の確認原油埋蔵量を有し、イランを抜いて世界第2位であると公式に発表した。

 この発表によると、イランの原油埋蔵量は1380億バレル、割合にして世界の原油埋蔵量の13.4%であると推定され、イランはこのランキングで3位となった。

 イランのあとにはイラク、クウェート、アラブ首長国連邦が続き、それぞれ世界の原油埋蔵量の11.2%、9.9%、9.6%を占めている。

 これまでベネズエラは約990億バレルの原油埋蔵量を有すると考えられ、世界の原油埋蔵量の順位で5位に位置していた。イラン当局は今回の件について、いまだコメントを出していない。

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( 翻訳者:岡本詩織 )
( 記事ID:18173 )