高すぎるミナレットにパイロットが苦情、一部撤去へ―ヴァン空港
2009年12月31日付 Radikal 紙


ヴァンで3年前信徒たちから集められた資金によって建設されたモスクのミナレットが、フェリト・メレン空港に発着陸する航空機にとって危険であるとされるや、ミナレットの一部を撤去することが決められた。

ヴァンのブズハネ地区にあるフェリト・メレン空港の近くにあり、信徒から集められた資金により3年前建設されたモスクのミナレットが、フェリト・メレン空港に発着陸する飛行機とヘリコプターにとって危険であるとされるや、先端の一部を撤去することが決定された。45から25メートルに短くすることになったブズハネ・モスクのミナレットの、一部撤去が始まった。地区の住民はモスクのミナレット一部撤去に対し不快と感じる一方、ヴァンのムフティーであるニメットゥラー・アルヴァス氏は、ミナレットの立地条件からみても、ミナレットは25メートル以下とする必要があると述べている。

ヴァンで建設会社によって3年前建設されたブズハネ・モスクのミナレットが問題となった。45メートルの高さで二つのバルコニーを持つこのミナレットは、たびたびヴァン・フェリト・メレン空港に発着陸する飛行機とヘリコプターにとって危険とされていた。パイロットが問題を当局に報告したことで、ヴァン軍警察フィロ指令本部と国家空港管理局(DHMİ)の責任者が、ヴァンのムフティーに対しミナレットの一部撤去を要請した。これを受けてムフティーの決定により45メートルのミナレットは25メートルに短くされた。朝、ミナレットの一部を轟音と共に撤去し始めた作業員たちの様子を見ていた人々は反発し、ミナレットをなぜ撤去するのかを説明を求めた。

その後、作業員たちから問題について聞いた人々は、今度は、モスクとミナレットが傷つけられていると主張し反発を示した。

一部撤去の決定はすぐに実行されなければならないと述べたヴァンのムフティーであるニメトゥッラー・アルヴァス氏は、ミナレットが許可なく、計画通りに建設されず、また危険が考慮されなかったと述べた。ムフティーのアルヴァス氏は、以下のように述べた:
「作業員たちはきちんとミナレットの一部分を撤去している。ミナレットとモスクが傷つかないように、注意深く行っている。ミナレットの高さは、立地条件からみても25メートル以下でなくてはいけない。しかし建設会社は45メートルで建設した。私たちが撤去するミナレットは、新たに最も美しい形で25メートルとなるよう建設する」

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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:18178 )