■安全性の確認のためロシア小麦のコンテナを留め置き
■積み荷検査の強化で合意
2009年12月24日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
カイロ、ショブラ・ヘイマ地区の第二検察は、穀物業者からの通報を受け、ロシアから輸入された52トンの小麦のコンテナ を留め置くと決定した。輸入にあたった北カイロ製粉会社傘下のこの業者が、荷の安全性に疑問を抱き、規格通りではない可能性があると通報したためだ。
また検察は、穀物貯蔵公社へ送られる積み荷の安全性を確認するために、農業省の研究センターおよび社会連帯省の総合研究所による委員会の編成を命じた。
一方でアフマド・ナズィーフ首相は、ロシアからエジプトに輸入されている小麦の品質がエジプトの規格と合致していることを確認しつつ、ロシアからの小麦輸入を継続すると明言した。
他方でエジプトとロシアは、ロシアの港から積み出す前にエジプトの標準規格に合致しているか確認するため、ロシア輸入小麦の査察や、衛生状態や生産方法の検査を強化することで合意した。このことは、ロシアのヴィクトル・フリステンコ産業貿易相と の会談後、ラシード・ムハンマド・ラシード貿易産業相が発表した。
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( 翻訳者:久田理恵 )
( 記事ID:18197 )