モスクのミナレットから偽の葬儀の呼びかけ騒動―コンヤ
2010年01月06日付 Zaman 紙
コンヤのサラヨニュ郡で、ある者が以前口論になった友人に復讐するためモスクから葬儀の呼びかけを行わせた。
サラヨニュの中央モスクに電話をしたS.Şは、カドゥオール町に住んでおり以前口論になったB.Yが死に、葬儀の呼びかけをするようと要求した。モスクのイマーム(礼拝指導、管理責任者)はというと、S.Şに葬儀の呼びかけのためサラヨニュに来るよう伝えた。それから少し後S.Şは再度電話し道で車が故障したと伝え、遺体は午後の礼拝の後に埋葬されること、(葬儀の)呼びかけが一刻も早くなされるよう要求した。イマームはというと、B.Yの葬儀の呼びかけを行い、遺体は午後の礼拝の後に埋葬されると放送した。自分の葬儀の呼びかけを聞いたB.Yはすぐに宗務局へ行き事件の真相を関係者に説明した。
郡宗務官のヒュセイン・エルゲンは、モスクのイマームが善意で行ったため犠牲になったと述べた。
エルゲン宗務官は、葬儀の呼びかけの要求に応えるためには必ず本人の身近な者がイマーム本人と面会する必要があると説明し、「ここでイマームは電話での最初の要求を受け入れませんでした。同人物が再度電話し車が故障して来られないと言ったのでイマームは葬儀の呼びかけを行いました。イマームに落ち度はありません。なぜなら葬儀のような敏感なことに対し冗談をするなど予想できないことでした。しかし私たちはイマームと月始めの会議でこのことについてもう一度話し合います。葬儀の呼びかけが行われるためのいくつかの条件を設定することを要求します」と説明した。
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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:18212 )