トルコ西部は記録的な温かさ―寒波のヨーロッパを横目に・・・
2010年01月09日付 Milliyet 紙


ヨーロッパが極端な寒波に見舞われている一方、トルコでは低気圧前線の影響により西部地域の気温が例年同時期の平均気温を上回っている。
トルコ西部はここ数年とは正反対の暖冬が続いている。2010年はじめ、トルコ東部が雪と寒波に見舞われている一方、西部地方は過去35年間の最高気温を記録した。

専門家らによれば、この気候の原因は地中海上空の低気圧と強い南風(ロドス風)。また国家気象総局関係者によると、前年までは冬のトルコではバルカンやシベリア地域からの寒波を運ぶ高気圧前線の影響を受けていたが、今年は反対に西部地域においては地中海からの温かい空気を運んでくる低気圧の影響が強いという。専門家らは、強い南風の影響もあり西部の気温がしばしば例年を10度から15度も上回っていることを発表した。イスタンブル工科大学(İTÜ)の気象学科学科長のミクダット・カドゥオール教授によると西部地方は地中海気候の影響下にあり、その影響で今年この地域が暖冬となっているという。同教授は「天気がここまで暖かいことと、時折急な天候の変化の起こる原因は前線です。南風と低気圧が暖かい空気をもたらしているのです。」と話す。国家気象総局分析予報課のムスタファ・ジョシュクン博士と気象予報士のイルケル・コチ氏によれば、急激な気温上昇の第一の原因は温暖な空気による気圧前線と南からの強風であるという。

■にわか雨の予想

トルコ西部で)明日から断続的なにわか雨が予報されている。気象総局の発表によれば、イスタンブルをはじめとする国内の各地域で日曜日以降気温は6度から8度下がる見込みだ。

■ロシア人観光客はビーチに!

パランドケン山へ観光に来ていたロシア人ヴィクトリア・バトラシュヴィリさん、テイムラズ・バトラシュヴィリさん、ユリア・ヤリオノヴァさんは他の観光客が驚きの視線を送る中、「雪風呂」を楽しんだという。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:18227 )